四十九話 はばたけ、オオライチョウ!
現に機械竜から出る邪悪な気配は消えていない、むし ろ増す一方だ。
『あーあ、壊れちゃった。それじゃ、あたしも本気出すしかないわね』
機械竜の瞳が光を点滅させながら言葉を発する。
「貴様、何者だ………」
『名乗る必要はないわ。メタリカのもう一つの意志、とでも言いましょうか』
「あれ、この声………」
機械竜の声じゃない、女の人のものだ。でも、どこか知ってるような…………。みんなも首を傾げる、中でもエミリアが一番難しい顔をしていた。今の人、エミリアの知り合い?
「あいつ、さっきの………」
遥香ちゃんが機械竜を睨む。
「さっきの?」
「メタリカちゃんをおかしくした張本人だよ、本人は占い師とか言ってたけどローブで髪の毛がキンキラリンとか肌が真っ白てこと以外全然分かんないの」
占い師で髪の毛キンキラリンに肌が真っ白?どっかで見たような、駄目だ、思い出せない。
『さあ機械竜、あなたのさらなる力を見せなさい!』
「グオォォォ!」
女の人の声で機械竜が彷徨して身体が邪悪なオーラで見えなくなった。やがてそれは形を変えていった、前傾姿勢から直立姿勢へ、背中はビーム砲がなくなりブースターだけに、左腕には長い砲台がついて右腕には巨大な爪がついたシルエットになった。オーラが消えて元の銀色に戻る。
『機械竜改め機神竜メタリカ、とでも言いましょうか』
械と神しか違わないじゃん、何が違うのかよく分からない、格好は大分違うのに。
「貴様、メタリカに何をした!」
ドラグナーが占い師を問い詰める。、
『前のままじゃ戦いずらそうだから新しく姿を変えてあげたの、どう?イケてるでしょ?』
「お前がメタリカを操ってるのか」
『そうよ、ちょうど傷を負ってる上に強そうなのがいたからちょっと利用させてもらったの』
「貴様ぁ」
ドラグナーが機神竜を睨む。
「ねえ、よく考えたら暗黒ジャグラーズなのに操られるて変じゃない?暗黒ジャグラーズ以外に悪いやつがいんの?」
僕は遥香ちゃんに聞いた。
「さあ?暗黒ジャグラーズ自体皇帝さんが野良の鬼強モンスターを集めて結成しただけだし実は分かんないだけでいんじゃないの?」
「皇帝さんてどんなモンスターなの?」
「モンスターっていうかエルフかな、羽がないから竜人とか悪魔ってのはないと思う」
「ふーん、でもその皇帝さんの部下を操るとかすごい度胸だよね」
「全くだよ、今度会ったら絶対落とし前つけてあげるんだから!」
遥香ちゃんが拳と手の平をぶつける。落とし前とか女の子なのにヤクザみたいな言葉使うな。
「なにをそんなに怒ってるんだ、普段のお前ならそんな怒り方はしないだろう」
悠が言う。
「メタリカちゃん、皇帝さんの命令あんなことしてるけど本当はいい子なんだよ。だから、あいつを無理矢理従わせるなんて許せない」
遥香ちゃんの表情はいつになく真剣なものだった。
「今すぐメタリカから出ていけ!そいつはお前のものじゃない!」
ドラグナーが機神竜に向かって叫ぶ。
『いやよー、だってまだこれっぽっちも破壊してないもの』
「なら力づくで追い出すまでだ!」
ドラグナーが機神竜に突っ込む。
「ハカイスル!」
機神竜が砲台を向ける。
「はっ」
ドラグナーはすぐに上空に飛んで回避、砲台からはバルカンが発射される。ガガガガガ!バルカン砲が連続で発射されドラグナーが追われる。
「目を覚ませっ、メタリカ!」
ドラグナーが両手の間から火球を発射する。ガキュン!機神竜に攻撃がヒットする。
「やったか!…………なに!?」
ドラグナーは一瞬攻撃が決まったかと思ったけど煙から五体無事な機神竜が出てきて驚いた。機神竜が右腕の爪のついたシールドを前に出している、あれを使ったんだ。
「ソノテイドカ!」
パチッ、ガシャガシャ。軽快な音と共に機神竜の肩や胸、脚の横についたハッチが開いた。中からは小さいバルカン砲やミサイルと思しきものが覗いている。
「おい、あれって」
「うん」
「間違いないな」
僕や豊太郎、悠はあれを見て何なのか察した。
「な、なんです?何が始まるんです?」
エミリアもなにやら興奮している。
「キエロ!」
バシュバシュバシューン!
「出たー!ヘビーアームズばりの一斉放火ー!」
「くー、やっぱフルハッチオープンはサイコーだぜ!」
「男のロマンだな」
僕達はミサイルやバルカン一斉に発射される様を見て興奮した。
「な、なんですかあれは!弾が大量に飛んでブワーッてなってブワーッてなんですかあれ!」
エミリアが興奮度マックスで飛び跳ねている。
「すげー!」
元太くんも目を見開いて驚いた。
「あれはヘビーアームズ。一発やるだけで弾切れになるミサイルやバルカンを一斉発射するロマン砲、弾がなくなると今度はバルカン砲すててナイフで回転斬りを食らわす」
さなえが解説する。昔ビデオ屋で借りて見たロボットアニメの中にその名前のついたやつがいたんだよね。
「へ、ヘビーアームズ、ですか。なんだか分かりませんがすごいです!」
ズガガガガアァッ!機神竜の攻撃がドラグナーに当たって派手な音を立てる。
「え、直撃?」
「あれを食らったらドラグナーでもひとたまりもないぞ」
驚いた、ドラグナーならあれくらいかわせると思ったのに。攻撃を防がれたショックで対応出来なかったのかな。
「ぐあぁぁぁ!」
ドラグナーが地面に落下して転がる、そしてドラゴンと人に近い姿になった。
「え、人間?」
「馬鹿な、ドラグナーは人間だったのか?!」
「しかもあれ日本人じゃね?」
角も羽もないから竜人とか悪魔じゃない、耳も尖ってないからエルフじゃない。髪の毛も黒いし肌も白でも黒でもない中間の色をしていてまるで日本人みたいだ。いや中国や韓国の人てのもあるから顔までちゃんと見ないと分かんないけど。
「よく見ろお前達、もう一体ドラゴンが側に倒れてるだろう」
「あ、ほんとだ」
アルレイド先生に指摘されて気づいた。そのドラゴンはオレンジ色と白の硬そうな皮膚に覆われた全体がほっそりした姿をしていた。
「てっことは、あの二人がくっついてドラグナーになってたってこと?」
絵里香ちゃんが言う。
「そのようだな」
「驚いた、まさかドラグナーがそんな経緯で生まれるなんて」
デモリアさんが関心する。
「なんだか昔の僕とアマツカみたいだね」
「だな」
人間界で怪物退治してた時、ちょっとした事情で五年間だけ僕とアマツカも合体してて同じ身体を使ってたんだよね。
『あらあら、意外とあなた達も可愛い見た目してるのね、でーも』
機神竜がバルカン砲を倒れてる二人に向ける。
「やっば!」
「くけー!」
僕達が走りだす前にアリエルちゃんの上の鳥が飛んでいった。
「ちょっとあなた、どこ行くの!」
アリエルちゃんが鳥を呼び止める。
「くけっ、くけっ、くけー!」
鳥は小さなくちばしで何度も機神竜をつついた。だがそんなものが効くはずもなく機神竜は微動だにしない。
『何この子、鬱陶しいんだけど』
「くけっ」
機神竜が鳥を弾き飛ばす。
「もー、なにやってるんですかあなたは。そんな身体で無茶したら死にますよ」
アリエルちゃんが鳥を抱き上げる。
アリエルちゃんと一緒にかけつけた僕達は機神竜を正面から見る。横から見てる時は分からなかったけど今はその異質さが伝わってくる。ワイバーンとしての形を頭部や手足のフォルムだけに留めていてほとんど兵器としてのロボットに変わりなかった。
「くけっ、くけっ、くけけけけ」
「だから駄目ですって!行ったら死ぬって分からないわですか!?」
アリエルちゃんの中で鳥が暴れてまた機神竜に突っ込もうとする。
「くけー」
鳥が悲しそうな表情になる。
「あれが悪いやつというのは分かります。でもあれは同時に危険な存在なんです、だから迂闊に突っ込むのはやめたください」
「くけー、くけっ」
鳥は翼をアリエルちゃんに向けた。
「あたし、ですか?」
「よし、アリエルちゃん出動。囮やってきて」
僕はアリエルちゃんの背中を押した。
「最悪ですね司さん!あたしでもあれ食らったら確実に死にますよ!あなたほんとに人ですか!?」
「安心して、骨は拾うから」
僕は親指を立てた。
「それ死んでるじゃないですかー、もーやだー!」
「くけー、くけっ」
鳥はアリエルちゃんの頭に乗って敬礼のポーズを取る。
「そっちはやる気ですかもー、やればいんでしょやればー!」
アリエルちゃんはやけくそ気味に光のムチを出現させるとアリエルちゃんの手が光った。
「これって……………」
手を開くとそこには緑のボディに金の装飾がついたMギアがあった。
「やりました!アリエルさんも勇者になったんですね!」
エミリアが興奮して言う。
「ライチョウ、あなたライチョウって言うんですね!」
Mギアから得た情報で鳥の名前を呼ぶ。
「ライチョウてあの雷鳥?」
名前だけは聞いたことある、キジの仲間で山とか岩陰とか寒いとこにいるんだっけ。この辺りも決して暖かいわけじゃないからあの雷鳥と同じと見ていいのかな。
「た、多分。と、とにかく!召喚です!」
「くえー!」
アリエルちゃんが言うと雷鳥が光って大きくなった。光が収まるとヴァミラやガルム同様に硬い装甲がついた姿になっていた。
「クオー!」
パワーアップした姿で雄叫びを上げる雷鳥、いやオオライチョウと呼ぶべきかな。
「ちょっとちょっとー!?なんでまだ乗ってるんですか、重いですって、どきないさいよもー!」
アリエルちゃんが頭に乗ってるオオライチョウを払う。今度はちゃんと降りて地面に立つ。
「クオ!」
左の翼を立ててアリエルちゃんに挨拶する。
「敵はあっちですって、早く行きなさいよ!」
アリエルちゃんが機神竜を指さす。
「クオー!」
クルッと方向転換して機神竜に向かってくオオライチョウ。
『よくわかんないけど、あれが敵なのね。やってしまいなさい!』
「ハカイスル!」
機神竜がオオライチョウにバルカン砲を発射するけどオオライチョウは鮮やかに回避する。ガガガガ!バルカンは執拗にオオライチョウを追いかけていく。
「まずいって、このままじゃ追いつかれるよ!」
「ど、どうすればいいんですか?!」
「フウマジンの力だ、風の力でやつを加速させろ!」
悠が言う。
「分かりました、やってみます!フウマジンさん、お願いします!」
アリエルちゃんが叫ぶとオオライチョウの身体が竜巻に包まれるとその姿をくらました。
「キエタ!?」
フウマジンは機神竜の周りでグルグル高速回転して竜巻を起こした。
「あ、これウインディーペガサスがやったやつだ」
「いや、多分違うみたいだぞ」
バチン、バチッバチバチー!
「ガアァァァー!」
豊太郎の言う通り竜巻だけじゃなくて中に雷が走り始めた。
ズドオォン!風が止んで機神竜が落下する。バチ、バチバチと火花が散るけど目立った傷はない。流石元から頑丈なだけある。
「ハカイ、ハカイハカイ、ハカイー!」
機神竜がハッチをフルオープンする。
「そんな、まだ撃てるの!?」
「あれ使い切りじゃなかったのか!」
「ゲームだから時間で再装填されたとか?」
某ロボットアニメに出てるヘビーアームズは一回ミサイルとかを一斉発射したら弾切れになってたけどこっちは違うみたい。
「ライチョウ、なんとかして防いでください!」
「クオー!」
アリエルちゃんが叫ぶとオオライチョウは羽ばたきで暴風を発生させて機神竜のミサイルを跳ね返した。
「グアァァァ!」
ミサイルやバルカンは機神竜の周りで暴発して機神竜自身がダメージを負うことになった。プシュー、プシュープシューと身体から煙を立てる。機神竜自身が積んでた武器だけあって傷も目立つものになっている。
「とどめ行ってください!」
「クオー!」
オオライチョウは二本の足からバチバチと電気を発生させると淡緑のビームを発射した。ズドオォン!派手な音を立てて機神竜にぶつかる。バスンバスンと内部から爆発して機神竜が後退する。
『ク、これ以上の戦闘は無理みたいね。ここは一旦………なっ、これは?!』
逃げようとした機神竜を黒いムチが二本伸びて拘束した。
「まさか、逃げようだなんて、思ってませんよねぇ?」
「勝手に人の物盗むなんて余程悪い子なのね」
ムチを持っていたのはピエロッサクラウンとクイーンサキュバスだ。
「ちょっと待っててねメタリカちゃん」
遥香ちゃんがパソコンのキーボードを操作する。パソコン?
「遥香ちゃん、それって………」
「ああ、これ?マカイターミナルって言うらしいよ、皇帝さんから貰ったの」
「マカイターミナル?やはり暗黒ジャグラーズの首領はエルフなのか?」
アルレイド先生が言う。
「いや、そこら辺は分かんないから自分で確認してよ」
「仲間のお前でも分からないのか」
「ていうか暗黒ジャグラーズの人大体分かんないらしいよ。でも、ピエロッサクラウンとかメタリカちゃんに聞けば分かるんじゃない。あの二人、組織じゃかなりの古株だし」
「ハカイ、ハカイ………」
ギギギ、と音を立てながら機神竜がムチを引きちぎろうとする。
「急いでください遥香、メタリカの拘束は長く持ちません!」
「って言われてもなぁ、ハッキングとか昔お兄ちゃんにちょっと習ったきりだし………」
「ちょっとお兄ちゃん?」
聞き捨てならない単語に僕は悠をお兄ちゃん呼びしてしまった。
「話は後だ、貸せ!」
「お兄ちゃん!?」
悠は遥香ちゃんからマカイターミナルを奪うと太ももをテーブル代わりに両手でタイピングを始めた。
「速い………」
「お兄ちゃんすごい………」
遥香ちゃんの指も鮮やかなら動きだったけど悠のはその十倍速かった。
「呑気に片手で操作してるからそうなるんだ、パソコンは基本的に両手使った方が速い」
「いや、両手使っても普通の人はそこまで速く動かせないから…………」
「そうか?少し練習すれば大したことないぞ」
「なあ、こいつってチェスも強いんだよな?」
豊太郎が絵里香ちゃんに聞く。
「うん、雑誌に載るくらい有名」
「しかもハッキングまで出来るって、こいつやばくね?」
「やっばいね、ヤバーイ」
そこなんで最後伸ばしたの?
「これで、よしと」
悠は一息つく。
「エンター、エンター、エン、ダダダダダ!」
そしてこれでもかってくらいエンターキーを押しまくる。
「ガガガ………」
機神竜の瞳が暗転しムチに抵抗しなくなる。
「まだまだっ!」
さらに連続でエンターキーを押す悠。
「ちょ、まだ押すの?!一回でよくない?」
「いや、こういうのは何度もやるから意味があるんだ」
「なんだよそれ」
「そういう美学なんだ」
「流石お兄ちゃん!」
「流石?変わってるだけじゃない?」
「ピー、ピーピー、ワレ、キンキュウジタイ、キンキュウジタイ」
機神竜から変な声が出始めた。
「ねえ、あれ壊れてるんじゃない?」
「壊してるんだよ!」
「今すぐ止めなさい!」
「お兄ちゃんやめて!もう終わり!終わりにしよ!」
ピエロッサクラウンが叫ぶと遥香ちゃんが悠からマカイターミナルを取り上げる。
「ピー、ガガガ」
が、時既に遅し、ボン!と派手な音を立てて機神竜の頭が爆発した。 その様はコメディに出るロボットのアホな表情に見える。
「あー、なんてことだ、内のメタリカがー!」
「壊れちゃったじゃなーい!」
ピエロッサクラウンとクイーンサキュバスが頭を抱える。
「安心しろ、この国に来た時から既に壊れてたぞ」
悪びれもせず悠が言う。
「ちょっとお兄ちゃん!」
「流石妹いじりの天才、敵キャラまでいじっちゃうだね」
思わず変なポーズで褒めてしまう。
「やめてよ司お兄ちゃーん、お兄ちゃん調子に乗っちゃうからー」
遥香ちゃんが非難するように僕の身体を叩く。
遥香ちゃんとピエロッサクラウン、クイーンサキュバスが腰につけてた機械が鳴る。それを取るとディスプレイが空中に出て仮面を付けた派手な男が現れる。
「これが皇帝さん?」
「のようだな」
「皇帝さん、ごめんなさい!あたし達現場にはいたんですかど勇者の戦いに見とれちゃって………」
遥香ちゃんが機神竜がやられた言い訳を話す。
『案ずるな、少々やり過ぎだがこれは好都合だ』
その声はドスが効いてるというかゲームのラスボスにいそうな渋い感じがした。
「え?」
キイィィン、奇妙な音を立てて機神竜の足元に次元の穴が発生して中に吸い込まれた。
「うそぉ!?」
「マカイターミナルから離れた場所に次元の穴だと!?」
あまりの衝撃に目を見開いた。悠は自分のマカイターミナルを起動させる。
いつの間にか遥香ちゃんやピエロッサクラウン、クイーンサキュバスの足元にも次元の穴が発生していた。
「じゃあねみんな、まった会おーう!」
遥香ちゃんが手を振りながら
「では」
ピエロッサクラウンは手を前にして頭を下げて
「チュッ」
クイーンサキュバスは投げキッスをしながら。あ、これはかわした。
「あ、ちょっと!」
手を伸ばすけど三人はあっという間に次元の穴に吸い込まれてしまった。
キイィィン、なぜか僕達の正面にもう一個次元の穴が出来た。
「しゃっ!俺にもマカイターミナルから離れた位置に次元の穴が開けた!俺は出来る、やれば出来るんだー!」
悠がマカイターミナルを前にガッツポーズを取っていた。馬鹿なのこいつ、馬鹿なの?
「クオー!」
「やりましたよライチョウ、あなたの勝利です!」
オオライチョウがアリエルちゃんの元に戻ってくる。
「クオックオッ、クオー」
アリエルちゃんの手を持って小躍りしだした。器用な翼なー、いや爪かあれ、細いし隠れてるけど爪か。鳥なのに翼に爪とかほんとに鳥?プテラノドンじゃないの?
「これは………」
僕はドラグナーだった男の人の足元に転がっていた機械を拾う。手の平にすっぽり収まるくらいの白い液晶付きの機械。僕達のMギアとは違う、けど………。
「見られ、ちまったか…………」
彼が諦めたように頬をかく。
「話してくれますか、あなたのことを、彼のことを」
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