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それでここで割と重要なお話


「さぁ、タイタニック君。ここで今までの事でも振り返ってみようか。」


うん、開始早々いきなりどうした。


「いやあ、だってさー、今までいろいろありすぎたじゃーん。

訳分からなくなるじゃーん。じゃあ振り返ってみよう!ってなるじゃーん?」


うん、だからって何も公園のさ、ドーム状の遊具の中でやらなくても・・・。

ほら、ご主人。

穴から覗いてるちびっ子たちの純粋な

「このおじさんとお馬さん何してんのー?」

とでも言いだしそうな目が怖いから!せめて違う場所でやろうよ!?


「さぁ!最初から思い出してこうぜ!」


ああ、もうだめだこの人!どうにもならない☆


「それは、あれは3年まえの冬のこと・・・」

「あ、ご主人。そういうのは間に合ってるんで結構です。」


なんだよノリ悪いぞーってご主人が口をとがらせるけど

いい年してそんなことしても可愛くな・・ってこれ何か前も言った気がするな。


「はいはーい、ちゃんとやりますよーだ。

えっと、はじめは確かマリアが・・・マ、リアが・・・」


・・・・ご主人?どうし、


「マリアァアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」


急に静かになったかと思えば急に発狂しだすご主人。

えええええええええ!?

ホントにどうしたご主人!?ほら、ちびっこ達もびっくりしちゃってるじゃん!?


「うっ、うぅ、マリアぁ・・・どうしてあんな厨二病なんかと・・・」


かと思えば今度は泣き始めた。

・・・同時に某氏をDisってるが。


「うぅうう、マリアぁぁぁ・・・」


あースイッチ入っちゃったかぁー・・・はぁ・・・


       <しばらくお待ちください>


「で、僕は出て行ったマリアを探しに行ったんだよね・・・」


様々な方法を駆使して、ご主人のスイッチをオフにして何とか再開。

ふぅう、いい仕事したぜ・・・!

もしかしたら今年一番頑張ったんじゃないか!?


「そんで酒場で頭がゆるふわ残念イケメンニート、コーラ愛好家こと

ラザロと、運命の出会いを果たしたのであった・・・!」


いきなりなんでモノローグ風!?

まぁ、泣かれるよりいいけどもさぁ・・・

ここまでテンションの差があるとね・・・うん。もはや戦慄すら覚えるな。


「で、ラザロと語り合ったのちに厨二城に乗り込むんだけどさ、」


そこまで言い終わるとご主人はなぜか真顔になる。

ぷらすあるふぁ、死んだ魚のような濁り切った目だ。


「あのさ僕さ、重要なことに気づいたんだけどさ、」


お、おおう・・・どうした・・・?


「タイタニックもラザロも、

オリンピアもマゼ、ゲフッゲフ・・・厨二病も

みんなみーんな何も言わないからさ、今まで気づかなかったんだけどさ、」





「僕さ、」
























「今までずっとパジャマだったんだッ・・・・!」






・・・・ああ成る程、すっかり忘れてた。

というか当の本人は今の今まで気づかなかったのか・・・・


パジャマ+裸足。

ご主人の足の裏はよほど屈強なのか怪我ひとつ負っていない。

すげぇ。


「ということでタイタニック君。気にしてないときはホントに気にならないものだが

人とはね、現実に直面した途端にね、恥というものを感じるものでね、」



・・・・要するに?


「お家に帰るぅうううううううううううう!恥ずかしいぃぃぃぃいいいいい!!」


ちょ、え、ご主人んんんんんんんん!!!!

叫ばないで!!お願いだからぁ!!

ちびっ子たちドン引きだからぁああああああああああああああああ!!!



結局、お家に帰りました。



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