表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/13

3 強引だなシスコン兄上。


 シスコン兄上と共に行き。


 魔導飛行機に乗りに乗って、途中で台風に巻き込まれながらも、腰痛に悩まされながらも、到着しました。



 地獄の学園ツアー、目的地セントラル学園!


 着くまでにものすごく疲れました。疲労困憊です。


 しかし、長旅にぐったりとしながらも学園の全景を見ずにはいられない。



 学園すごい広さです、まるで城です、なにこれ圧倒的過ぎません?


 いや〜地獄とか言ってすいませんって言いたいですね。


ユ「すごいね」


 普通に誉めます。すごいものはすごい。そこまで圧倒するほどの広さがそこにはある。



シ「ユウも、ここに通うんだぞ」


 心なしか嬉しそうなシルバ兄。やっぱ自分の学校褒められると嬉しいですよね。


 でも、そうだよね、ここに通うんだよね……学園生活なんていつぶりかな。




 ……うん、考えたくないな。



 自分の年齢を思いだし、考えるのが苦痛に思ったので思考を停止し歩き始める。


 廊下を歩き進め、私はシスコン兄上と一緒に寮に行き、荷物を置いてきた。


 私のルームメイトは出掛けていていないそうなので学園案内をしたいと言うシルバ兄に学園内を案内してもらうことにした。


 学園内部の地図は知ってるが実際に歩くと分からないものだしね。ありがたいです。



 さて、学園内部の構造を頭に入れつつ学園について説明することにしよう。



 このセントラル学園はいくつかのコースがある。


 魔法師コース、騎士コース、商学コースみたいなコースが沢山ありそこから授業を選択して受けるスタイルだ。例えるなら大学みたいなものだろうか?


 違うのは高校みたいにクラスがあり、そこで基本授業というのを行うのと、また行事があること。高校と大学が混ざったような学校という事かな?



 後、大きな違いとしてあげられることは吸血鬼、獣人、エルフなどの色々な種族がいることだ。



 しかし能力さえ満たせば細かいことに関してはわりと寛容的なのであからさまな差別はない。


 だけど本能的な恐怖や自分とは異形の存在に対する畏怖心とかの、個人的な感情は変えられないので多少の敵意とかは確かに存在する。


 まぁ、差別のない社会に早くなって欲しいものだな。



 それから、ついでに言うと実験体もとい研究対象もいるということか。


 私みたいな変な体質や特徴がある人が他にもいるということだ、恐ろしい。




 大体こんなところか?


 あ、もちろん生徒会は当然のように存在する。


 選別方法は


 試験や運動祭で上位三位以内を取ると選択権が与えられる方法と、教師陣から一人、前生徒会長から一人が選出されて選ばれる方法との優良枠と選出枠がある。


 選択権とかは一応あるが、入らないという行動をとった人は今のところ居ないのであって無いような物だ。



 とりあえず合計八人だ。


 末広がりだ、縁起がいいね。



 構成は会長、副会長、会計、書記の一人ずつと他、二人は役員だな。

 少数精鋭の生徒会は、もちろん攻略可能キャラの宝庫だ。素晴らしいね。


 名前もちゃんと皆覚えているが説明するのは面倒だし。後にしよう、後に。




シ「で、ここが生徒会室だ」


 そんな事を考えてたら着いていました生徒会室。他の教室とは違い扉が重厚だ。


 中もさぞかし広いんだろな〜。いや、知ってるが。



 さっさと覗かず退散しちゃいましょう。


 中を知ってますし、ここに長居をすると死亡フラグを立てちゃいます。


 確か、えっと……。



 ギンッ


 ダンッ


 ……はい、弓矢でした、もう手遅れでしたね。


 ギンッ(シルバ兄が剣で弾いた音)

 ダンッ(弓矢が壁に刺さった音)


 ですね、刺さったのが私の目の前スレスレという鳥肌モノです。


 おー……ちょっとヤバイな、不幸体質。怖すぎないか?


 戻れたら怖さ緩和の改良が必要かな? もうあのゲーム製作時のてんやわんやの日常が恋しすぎる。



 最初だからとインパクト重視にしたのはいいが、これはヤバイ。


 何かこのまま行くと過去の自分の悪ノリに殺される。


 恐怖感にとらわれたまま私が動けないでいるとシルバ兄が駆け寄ってきた。


シ「おい! ユウ大丈夫か!」


 大丈夫じゃないです、シルバス兄上。


 こんな過去の過ちを実感するだなんて大丈夫じゃないです。


 声も出せないでいるとシルバ兄は何を思ったのか、いきなりしゃがみこんだ。



ユ「は? って……えぇ!?」


 そして急にお姫さま抱っこ。


シ「顔が真っ青だ、とりあえず保健室へ行こう、な?」


 恐怖を取り除こうと考えているのか優しげに微笑むシルバス兄上。


 シスコンなのはいいですが、保健室ぐらい普通に行けますって!


 お姫さま抱っこはやめてください!体がくっついて嫌に心臓がバクバクします!恥ずかしすぎる何の罰ゲームですか!



ユ「いや、え? は?」


 頭の中はいつもと変わらず絶好調に回っているが、いかんせん口が驚きでパクパクして、なかなか回らない。なんてこった。


ユ「いや、その……や、やめ」


シ「大丈夫だよ、ユウ、お前は軽いから」


 ニコッと笑う兄上。


 話を聞きましょうよ。なにその都合のいいシスコン補正。


ユ「ち、違います、自分で歩けますから下ろしてください」


 シスコン兄上の体を押し退け距離を取る。こいつぁ危険だ。


 だが流石に腕の中でバタバタすると私、不幸体質だから床に落としてくれそうだ。


 落下は嫌だからこれが必死の抵抗なんだ、シルバス兄上気づいてくれ、この必死さ。



シ「分かった分かった」


 嬉しそうに兄上は言うがお姫さま抱っこ体勢から何も変わらない。



 ……何が分かったんだ? シスコン兄上。




 その後も抵抗を続けたがそのまま保健室に連れてかれた。



 何となく兄上との意思疏通が出来てない気がした。


早めに出来たので掲載しました

日曜に更新したいです

と言っといて私が待ちきれないようです(笑)


ですが、予定は日曜日のつもりです


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ