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『願わないで、私を見て。』

朝霧透は、
誰にも見られない配信を続けている無名の配信者だった。
ある夜、
彼の配信画面に――
存在しないはずの少女が映り込む。
彼女の名前は、ユイ。
可愛くて、
儚くて、
どこか現実からズレている。
視聴者が増えるほど、
彼女は「そこにいられる」ようになる。
応援の言葉は力になり、
「消えないで」という願いは、
少しずつ彼女を縛っていった。
誰も悪くない。
ただ、見ているだけ。
それでも――
善意は、確実に彼女を削っていく。
守りたいという気持ち。
好きでいてほしいという願い。
離れないでほしいという恐怖。
すべてが重なったとき、
透は一つの選択を迫られる。
願うか。
それとも、願わないか。
これは、
誰かを大切に思ったことのある
すべての人に向けた物語。
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