表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
読んだ本の記録  作者: 萩尾雅縁
【小説・ラノベ・漫画・ノンフィクション】
39/47

「KATANA」(漫画)

 かまたきみこ 作


 高校一年生の成川滉は、刀自身の姿(=魂魄)が見えてしまう特殊能力の持ち主だった。その能力故に、刀にまつわる数々の不思議な事件に巻き込まれていく―――





 19巻まで。

 KATANAの世界観がけっこうコウとだぶっていて嬉しい。名前もあきらだし。

 コウの雰囲気や顔のイメージぴったりだし。


「あの人たちにとって(かさね)は、いや……あらゆるものが、人間の不安を消し、願望を叶えるための道具なのだと言っている気がする」

「僕は何となく嫌いだ。その考えが嫌なんだよ」


 あきらのなかの自己矛盾。刀という者が、個人を守り邪を切るものとして働くのは良しとして、その守るものが国家や組織となると受け容れられない。


 悪の事情や悲しさもちゃんと物語はあるけれど、善と悪は対峙していて倫理は崩れない。


 複雑なアンビバレンスはなくて、個性は際立っていて理解しやすい物語にしあがっている。


 襲刀と幸見の一族。

 あきらと父の葛藤、祖父との関係性。

 一本一本の刀とのかかわり。

 

 性格の弱さや、父親に認められない劣等感や、寄り添う姿勢のエピソードでの表し方がうまい。


 ほかにもいろいろ。見習うところ一杯。一度整理してみよう。







評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ