表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
48/131

48話 ホットケーキ





こんにちは、五樹です。少し投稿間隔が空きましたでしょうか。


僕は今日、ホットケーキを焼きました。焼き方はあまり上手くいかなかったのですが、味は良い方になったと思います。



なぜホットケーキ?とお思いでしょうが、これは時子へのお詫びの印でもあります。


きっかけは、僕がTwitterに書き残した文章2つでした。それは、統合がほどけて、僕がもう一度生まれ直した直後の事です。



“恐ろしい事を言いましょうか。僕がこの子を愛するためには、僕の存在が無いと始まらない。それはこの子が不完全な人格であり、いつも弱っていて、痛みに苦しんでいる状態を指します。僕はそれを望んでいるんですね。愛するために。最低じゃねえか”


“いっそこの子の体を、遠過ぎて帰れもしない外国へと連れて行き、僕だけと暮らすように仕向けたい”



これら2つはもちろん、スマートフォンのアプリケーションからはすぐに消しました。時子が見たら大変な事になるからです。でも、夫君のパソコンに映っているTwitterの方は、気にしていなかった。


この家ではなぜか、パソコンから大画面テレビへとTwitterの画面が常に送られていて、夫君は帰宅するとその大画面でTwitterをしています。そちらの画面は、更新しないと、ツイートが消えません。僕は画面の更新をしていませんでした。



その後目が覚めた時子は、僕が消したはずのツイートをパソコンで目ざとく見つけて、すっかり怯えてしまいました。


見つかってしまったら言い訳が出来ない程、ストレート且つ不気味な内容ですね。それに、謝ったりなにかしたりして取り返せる物ではないので、僕は困ってしまいました。


それからは、僕が表に出てくる度に時子は怯えたり、嫌がったりして、まるで、昔僕が煙たがられて「消えて欲しい」と言われた頃に戻ってしまいました。


確かに失言でしたが、僕は時子の信頼を取り戻さなければいけません。時子が常に一緒に居る「五樹」に怯えたままでは、彼女は気が休まらないからです。そこでホットケーキです。



時子は、夫にとても上手なホットケーキを焼いてもらうのが好きです。でも、僕に出来るかは少し不安でした。


結果、少し形はひしゃげてしまったけど、いい焼き色のホットケーキが出来ました。


もちろんそれだけですぐに機嫌が直るはずはありません。でも、目を覚まして僕が焼いたホットケーキを見つけた時子は、大喜びで食べ始めました。


彼女はこう言っていました。


“でも、ホットケーキ作ってくれたからって、変わらないからな!騙されないからな!”


それは、既に騙されかかっている時の悪足掻きのような気がしますが、まあいいでしょう。これで1つポイントが稼げました。


元々、時子からの僕への信頼は、一番良い時でも、数字にすると約1割という所だったと思います。だから、地道にこれからも挑戦してみます。



本日はこんな所です。お読み下さいまして有難うございました。


最近は更新のスピードが遅いですね。でも、僕達の自己紹介も済んでしまい、後は目新しいトピックスが無いと書けないので、更新は何日かに一度になると思います。それでは、また。





つづく

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ