第三話
学校の授業を受け終わり、私と戦は病院に向かい歩き始めた。
その途中で、戦が持っていたスマホの着信音が鳴った。
「はい。今からはちょっと……ですが……分かりました。」
と言って切った戦の顔が険しくなり、私の方を見ると申し訳なさそうに謝った。
「彼岸、ごめん。母さんから早く帰ってと言われて、断ったんだけど…」
「大丈夫だよ。一人で行けるし」
私が言うと、戦が本当に申し訳なさそうに謝りながら帰って行った。
今から思ったら、これが戦とあった最後かも知れない。
私は日記帳にこれまでの経緯を書いて、病院に向かう信号で赤→青に変わるのを待っていた。
するとバイクに乗ったひったくり犯が高齢者の女性から鞄をひったくって逃走する際に、バイクで私の背中を押されて身体は道路に投げ出される感じなった。
すぐに起き上がって道路から出ようとしたら、私に気づかなかった車が私の身体を勢い良く轢いた。
その影響で周りの声が段々と聞こえなくなっていき、身体を起こそうとしても上手く動けない。
自分の頭に触れると、血がたくさん出ているのが見えていた。
すると段々と視界が狭くなり、私は眠ってしまった。
戦side
彼岸と別れて家に帰って来た俺は「将来は何をするのか」と言う話だった。
20分くらい話していると、家の電話が鳴り母さんが出た。
「戦!あの子が意識不明の重体で飛翔園病院に行こう運ばれたってあの子のお姉さんから電話が…」
俺は母さんの話を聞かずに飛翔園病院に急いで向かった。
病院に着いた時はまだ手術中で、手術室の前に彼岸のお姉さんが下を向きながら待っていた。
お姉さんが俺に気づくと、俺の元にやってきた。