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鴉と砂と少女(仮)  作者: コロッケ
こんにちは異世界
3/35

異世界の系統

「じゃ、想像の範囲で説明を」


適当な広場を見つけ、そこで奏弥が説明を始める。


「まず、異世界転生には分け方が複数存在します

例えば、転生法での分け方 その体のままの転生、赤ん坊からの転生の二つっすね

大体はチート……まぁ異常な力を持ってたり、地球での記憶を持ってたりするけど、基本的には現地の人間よりかなり強くなります


次、世界の形式での分け方 これは大きく分けて二つっすね

例えば、ゲームに似たタイプの異世界 これはステータスがまんま数値で表示されたり、似たゲームのデータのステータスを引き継いでたりするのが特徴っす

あとは経験値を貯めてレベルを上げるとステータスが成長したり、そのゲームのバグや裏ワザを流用したりってのが可能っすね

もう一つは……まぁそれ以外の世界っす

さっき言った概念が無い感じっす


他の分け方は……そうそう、魔法の有無ってのもありますね

これについては俺がさっき砂の魔法使ったし、存在する世界で良いでしょう

まぁ異世界の分け方について、ぱっと思い浮かぶのはこれくらいっすね


じゃぁ次は………魔法について解説していきましょうか

魔法には属性が存在します

火、水、風、土、光、闇 他に雷なんてのもあるかもしれないけど、それは無い世界もあると思います

他にも色々と反則臭い属性もあるけど、其の辺は割愛します

冒険者に重要なボックス……物をしまっておく魔法ですね

これは無属性か空間属性に分類されることが多い感じです

無制限とは言わないけど、かなりの量を詰められるハズですね


次、ギルドについての説明です

ギルドってのは、冒険者に対して仕事を斡旋する場所です

で、冒険者にもランクがあって、それを目安に仕事の難易度を決めてくれる感じですね

仕事の種類は犬の散歩から魔物の討伐まで……まぁ冒険者は何でも屋って側面もありますからね

当然ランクが上がるほど難易度も上がるし、報酬も上がります

最上位だと、何度か受ければ国家予算程の金額になるかもしれないっすね

あと、魔法の適正についてはギルド登録時に調べられるはずっす

魔物討伐なんて魔法が使えるのが前提でしょうし、これはあとで調べてもらいましょう


とまぁ説明としてはこんな感じっすかね

なんか思いついたら、随時説明していきます」


「ふむ………なら、最初はギルドでの登録だな」


「そういうと思って、さっき聞き込みでギルドの場所を聞いときました

この国のギルドだと、『薔薇百合の園(ばらゆりのその)』『騎士の闘技場(ナイツコロシアム)』『青龍の顎(せいりゅうのあぎと)』の三つが有名らしいっすね

おすすめは青龍の顎です 薔薇百合は変態が、闘技場はナルシストが多いって話なので、青龍が一番まともでしょう」


「そういえばさ」


ずっと黙って聞いていた美空が口を開く。


「仮に、ここがゲーム系の異世界だとするじゃない?

そしたら、能力とかが数値化されてるんだろうけど、どうやって確認するの?」


「そりゃあ、メニューとか、『ステータス確認』とか言えば……お?」


奏弥が言葉を止め、何もないところでスッスッと指を動かしている。


「美空、ビンゴ

完全な数値化まではされてないけど、ここはゲーム系だな

スキルとか、インベントリ…持ち物の確認とか出来るみたいだ」


「へぇ…『ステータス確認』」


試しに、それに倣って自身のステータスを確認する。


「刀術Lv10、空中駆動(スカイアクション)Lv10、戦闘才(バトルセンス)…ねぇ

他にもいくつかあるな」


妖術(ソーサリー)見識(ライブラ)、剣神って凄そうなのまであるな。


「召喚魔法Lv10、融合魔法Lv10、基本魔法Lv7、その他諸々…

先輩が近接特化で、私が魔法特化……あ、鞭術Lv8ってのもあるのね…」


砂創成(サンドクリエイト)成型(メイク)Lv10、空間把握Lv10、げ、魔法系スキルが無い…強いて言うなら砂創成くらいか…

まぁ、レベルの基準はわからないけど、これなら大丈夫じゃないスかね」


簡単に纏めて、俺達はギルドに向かう。

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