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あっ、これが結界だってこと書き忘れた

  ◇


「……にゃ」

 魔似耶は、左手に持った本を開いた。

「まにゃ……」

「魔似耶……、貴女まさか」

「魔術解放」

 二人の声を遮るように、魔似耶は呪文を唱えだした。

「光の檻。反響、隔離、息吹、鉄壁、氷壁」

「……!」

「何よ……、これ?」

 仁奈と七海の足元が、光りだした。

「異なる物を分かつ壁となりて、囲う」

 その光は輪になって、二人の周りを囲うように広がる。

「現世と冥土を隔てよ」

 そしてそこから、光がドームのように、二人を包み込む。

「包め、閃光」

 やがてその光は落ち着き、半透明な半球となった。

「二人とも……、そこで大人しくしててほしいのにゃ」

 魔似耶は本を閉じると、どこかへと駆けていった。

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