剣と魔法
カンッ、カンッー
木剣がぶつかり合う。今私は父と剣の稽古をしている。汗だくになりながら、剣を構える父に向かって剣を打つ。
ースキル「剣術」を取得しましたー
ースキル「危機感知」を取得しましたー
ースキル「受け身」を取得しましたー
ースキル「回避」を取得しましたー
こんな感じでどんどんスキルを取得できるので夢中になって稽古をした。
魔法の練習はまず、魔力を感じるところから始まり、魔力を動かす練習、イメージして具現化する練習などなど。どれも楽しく、新鮮だった。
ースキル「魔力感知」を取得しましたー
ースキル「魔力操作」を取得しましたー
数週間前ー。
「剣と魔法を学びたい?」
私は父に『お願い事』をしていた。
「はい、剣や魔法を覚えて、いつか世界中を旅したいんです」
「ほぉ、小さいうちから夢があるのはいいことだ!剣は父さんが教えてやるから、魔法は母さんに教わるといい」
「やったぁ!」
それからというもの、私は毎日毎日、剣と魔法の稽古に明け暮れた。スキル自体はすぐ手に入るので、あとはスキルレベルを上げていくだけだ。ひたすら練習、練習、練習の日々。スキルレベルが上がるにつれて私も強くなるが、まだまだ両親の方が強い。魔力量なんか、『成長促進』で+1000されているはずなのに母の方が高い。魔力を圧縮して増えた魔力をまた圧縮して増やしたらしい。私も最近は同じ方法で魔力を増やす練習をしている。スキル「魔力操作」のおかげで格段にやりやすくなったと思うが、それでも難しい。必死に稽古して、レベル上げをした。全体のレベルは8に、スキルは剣術と魔力操作がLv.4になった。同じ年の子達が大体の他にも色々とあるが多すぎるので割愛。今の私の毎日のルーティーンは、朝起きてご飯を食べて午前中は剣の稽古、昼食を食べて午後からは魔法の稽古、夕食を食べてお風呂に入って寝る、といった感じだ。健康的に生活リズムが整っていていいと思う。
さ、外出て稽古しよー。
今日もまた稽古のために外に出るのだった。
そして2年後ー。
私はLv.30になった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーレイン Lv.30
種族 神狼
HP:27386
MP:46338
SP:36283
固有スキル 能力創造、成長促進、難攻不落、奇跡の料理
スキル 剣術Lv.8、危機感知Lv.7、魔力感知Lv.7、体術Lv.7etc…
火魔法Lv.8、水魔法Lv7、風魔法Lv.6、土魔法Lv.5空間魔法Lv.8、光魔法Lv.7etc…
称号 勇者の娘、創造神の愛し子、神子
1日に3話も投稿してしまった…。




