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スモール・スモール・スモール・シティ

 ここはエスティオ、機械化を先進化させた町。

 あらゆる事象が機械化し、ロボットを人間に見立て自動の元に人間社会を形成している。ひとつのロボットが労働を怠慢に感じると、それを察したロボットがそのロボットの怠慢の機能をなくし機械的に生きさせることをプログラムした。この街では車のハンドルがなくなり目的地を設定することで自動的に赴く。操縦者はおらず免許証は過去のものとなった。また、監視が完全化したことにより警察官という職がなくなり、揉め事や犯罪は日に指を折る程も無くなると全て司法にかけられることとなり新たな職が生まれる。

「といったものだ、我々の未来も近いうちにこうなるのだろうな」

 ここはティティオ、機械化を先進化させた町を見守る町。

「嫌ですよ、こんなの。人間の生きる意味がなくなっていく」

「でもな、犯罪はなくなり大抵の事が楽になったんだ。俺たちだってこんな、実験的なことをしないでも生きていけるんだぞ」

「怠慢が無くなってますよ、感情が消えてます」

「淘汰されたんだろうな」

「なら休めなくなるんじゃ?」

「そんなことないだろ、だらけるのが無くなっても休むし、その分働くんじゃないか」

「この実験失敗ですよ、多分」

「失敗らしいですわ」

『また失敗ですかな』

『ええ、人間に感情があるとどれだけ機械を使わせようと無駄になる』

 ここはジグランディオ、機械化を先進化させた町を見守る町を見守る町。

 スモール・スモール・スモール・シティ。

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