平家物語後奇譚(へいけものがたりあとのきたん) 冥境の章
【完結しました!】時は鎌倉に幕府が開かれて、少しした頃。都で暮らすあけのには好きなひとがいる。自分を引き取り養ってくれている黎だ。黎は鬼市から依頼されるあやかしや怨霊を狩る能力者だが、あけのは針仕事をや白拍子宿の下働きをする、ごく普通の娘だ。ある夜、あけのは、黎が仕事で逃してしまった大蜘蛛に襲われ、あわや命を落としかける危機に陥った。間一髪駆け付けた黎により事なきを得たが、これを機会として、黎はあけのとの距離を取ろうとし始める。
「おまえはわたしではない相手と結ばれる方が幸せになれる。」
「ずっとそばにいたい。」
大人ぶった、こじらせた男と一途な女の子が、「夫婦」に落ち着くまでの中編です。
歴史上の有名人(史実では死んだと言われている人たち)が出てきますが、特に難しくはない、と思います。平家物語も知らなくても大丈夫です。
「おまえはわたしではない相手と結ばれる方が幸せになれる。」
「ずっとそばにいたい。」
大人ぶった、こじらせた男と一途な女の子が、「夫婦」に落ち着くまでの中編です。
歴史上の有名人(史実では死んだと言われている人たち)が出てきますが、特に難しくはない、と思います。平家物語も知らなくても大丈夫です。