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衝動的なほうき星

作者: 蓮薔薇 揺麗

日々を自由気ままに過ごしても


衝動的な感情はいつでも潜む


頭を掻き毟る時間は記憶されず


眼の前に実態だけが残って


潰れた心が床に塗り拡げられる


自ら真上に投げ続けている小石


水切りのように楽しくて


選ぶ石を変え投げ方を変え


大岩の隕石になって降り注ぐ


思いのままに生きて時間を呑んで


酔いの回った身体に自由はない


待ちくたびれた二日酔いが


隕石の上に伸し掛かり燃える


それがほうき星の正体だった


衝動的に降り落ちるもの


その瞬間を見ることはない

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