表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/57

プロローグ

「貴方のスキルは『竜殺し(ドラゴンスレイヤー)』です」


 15になった時、神託でオレに与えられたスキルを告げたシスターは苦笑いしてそう言った。


「えーっと……『竜殺し』ってのは具体的にはどんな?」

「え? ……せ、聖剣バルムンクの主であるそうです! 召喚できますよ!」

「……他には?」

「……ドラゴンに対してあらゆる恩恵があると」

「ドラゴンって……あの“ドラゴン”? 絵本とかに出てくる空想の?」

「え、ええ」


 シスターの顔がひきつっている。

 オレはとりあえず手をかざして『聖剣バルムンク』とやらを念じてみる。

 すると、教会の天井を突き破り、どこからか剣が目の前に突き刺さった。


「おお」


 いつでも喚べる剣。そう考えれば悪くないと思い、バルムンクを手に取る。

 しかし、次の瞬間にバルムンクは古く錆びると刃は塵になり持つ部分だけが手元に残った。


「……えっと……これで貴方のスキルは以上です。ジークさん」


 それは死刑宣言の様にオレを絶望させた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] いきなりの死刑宣告(^-^; シスターさんも存在しない生物相手への特効に苦笑するしかないですね~。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ