俺、家主になれました。
「あの…今更なんですがお二人のお名前は?」
「ああ、そうだった俺は竜児。日比谷竜児。」
「私は妹の美優里よろしくね。」
「こちらこそ宜しくお願いします。」
「まあ、変える方法がわからないししばらくはこの世界で生活することになるがこの世界について知っていることはあるか?」
「いえ、全く。」
「そうか…じゃあとにかくこの家についてだけでも教えるよ。」
「わ、わかりました。」
そうしてアイリスは勢いよく立った。
俺は見てしまった、アイリスの双丘が動きと共に揺れ動く様子が。それは妹も見ていた。
「ストーーップ!」
「なんなんだ?」
「どうしました?」
「ちょっとアイリスさん一緒に来て!」
「あ、はい…」
そうして妹はアイリスをつれていってしまった。
ーどうしたものか。アイリスに何から説明しようか。
俺はそんなことを考えながらアイリスが帰ってくるのを待った。
「アイリスさん、まず服を着替えよう。」
「なぜです?今服は着ていますしこれは天界の正装ですよ?」
そう言いながらアイリスは古代ローマのような服装を強調してきた。
「この世界ではそれは不味いから。ほらこれ着て。」
美優里はタンスから漁った母の服をアイリスに渡した。
「これがこの世界の服装ですか。」
そう言いながらアイリスは渋々母の服を着た。服のサイズは思ったよりぴったりでアイリスにとても似合っていた。
「こ、この服私に合っていますか?」
「大丈夫自信もって。ものすごく似合ってるから。」
「そうですか?ありがとうございます。」
そうして美優里は無事アイリスを着替えさせた。
「遅いなーあの二人。美優里も何をそんな焦ってたんだ?」
「お待たせ。こちらをご覧下さ~い。」
そこには1段階グレードアップした女神がいた。美しかった。
「似合ってます、女神様!」
「えぇっ。あ、ありがとうございます。でも…少し大袈裟です。」
「そんなことないですよ。さあ家のなかを回りましょう。」
俺は紳士度を3割増しにしてアイリスの手を引いた。
「ここがまずリビング。ここではいつもくつろいでるよ。
「あの、この四角いものは?」
「あ、それはテレビだよー。テレビって言うのは映像を写す道具だよ。」
「あ!泉みたいなものですね。」
ー泉?まあ天界ではそうなのだろう。
「そんなものですね。次はここがキッチン。」
「あのここにある黒い箱もテレビですか?」
「これは違うよー。右のが電子レンジ、左のがオーブントースターだよ。どっちも料理とかを温めるものだよ。」
「この世界では魔法を箱に詰めて使えるのですか?」
「違う違う、これは科学だよ。魔法とは全く反対の技術だよ。」
「カガクとはなにかわかりませんが魔法ではないことはわかりました。」
「それでもわかったら十分だよ。それじゃあ次にいこうと思ったけどそれは使うときに話すよ。」
「わかりました。これでも十分です。ですがこれから私は何をすれば?」
「………そうだな。メイドをしてもらう!」
「させるわけないでしょ!?」
妹からのドロップキックは心に響くものだ。
「やっぱ普通に異世界ライフを楽しんで。」
「はい!」
こんにちは浜風です。
初めてですが考えれば考えるほど話が沸いて来ます。この勢いで投稿したいです。