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エピローグ

「それでどうなったの?」


 実を収穫したところまでを子供用にかなり内容をマイルドにして話しました。しかし話し終えると息子がお話の続きを求めてきます。だけどここから先のなぜこうなったのかは研究が私から離れてから起きたことでした。詳しい過程は話に聞くだけで体験していません。それでも当事者ではあるので他の方たちよりはうわさ話を聞く機会はありました。しかしそれはここで息子に語るような話でもないでしょう。


「そこからはもう少し大きくなったら話してあげるわ。それにお父さんにも聞いてごらんなさい。あちらは私とは違う目線でこれらの事件を知っていますよ」


 ちょっと首を傾げながらもわかったと返事をした息子。そして母屋に走っていきました。きっと夫に話をせがみに行ったのでしょう。そうしたらあの人は何を語るのでしょうか? 私とは違って研究の中心にいたから別視点の話が聞けるわね

 だけどあれから人間と植物の共生はずいぶんと進みました。道を歩けば頭に植物を生やした人は結構見かけるようになりました。まだ低木の一年草が多いのですが中には大事に剪定された盆栽のような松も見ます。

 さて、私も今年は何を植えましょうか?

 


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