第2話 異世界に来たからには魔法を使いたい
今日は6、12、18、24時に更新します。(3/4)
説明回最後です。
2017/05/29 更新しました。
「エディ先生による魔法を使ってみようのコーナー!」
『それ、言う必要があるのか……?』
さぁ?
『…………。……魔法で重要なのは属性とイメージだ。属性は火炎、水氷、樹草、雷電、岩石、風雲、瘴毒、幻影、鋼殻、光輝、闇黒の11。発動したい魔法の属性を魔力に付与し、その魔力を放ちながら起こしたい事象のプロセスをイメージすると魔法が発動する』
要は属性さえ指定すればあとはイメージだけで魔法が使えるって訳だな?
『簡単に言ってしまえばそうなるな』
どれどれ、試してみよう。小さめの炎を。
▷魔法創造◁
属性:炎
魔力:5mp
:効果:
・掌の上に火球を生成する
ポワッと音を立てて小さな炎が出来る。
『いきなり家の中で炎をだすな!』
えー、魔法といえば炎じゃん?
『……。とりあえず魔法は発動できたな?じゃあ今度は属性を指定せずに魔力を集めて技能欄表示と念じてみろ』
……もうだいたい想像できた。
▷魔法創造◁
属性:無
魔力:1mp
:効果:
・技能欄を表示する
目の前に現れたのは淡く光り輝く透明な板。
▷技能欄◁
イラト=ミツバ
魔力:200,000,000/200,000,000mp
状態:寝不足気味
:属性適性:
火炎500%
水氷200%
樹草150%
雷電250%
岩石120%
風雲170%
瘴毒100%
幻影100%
鋼殻100%
光輝1000%
闇黒0%
:技能:
魔力リジェネ
自然治癒力強化
天使の力(劣化中)
天使の加護
魔導大成
???×???
ナニコレ?なんか想像してたのと違う……。
攻撃力とかHPとかないの?
『そんな状況によって変わるものを数値化できるわけないだろ』
妙なところで現実的だなぁ…………。
魔力……はなんとなく分かるし、状態……ほっとけよ!
……で、属性適性って何?
『どの属性がどれくらい得意かってことだ。使える属性の中で最も適性が低いものを100%として表示する。適性が高いものほど消費魔力が少なく、最大威力も高くなる』
火炎と光輝が高くて……闇黒が0と。
『それは俺の適性だからしょうがないだろ』
火炎と光輝て…………太陽かよ。
『…………まぁ、あまり間違ってはいない』
……で、技能ってのは?
『割と重要な伏線をスルー!?』
なんか面倒くさそうだし?
『はぁ……。……技能はその名の通り自身の出来ることだ。触れば詳細が分かるぞ』
:技能詳細:
魔力リジェネ(劣化中)
魔力を毎秒200mp回復する。
自然治癒力強化(劣化中)
自然治癒力を強化し、怪我や病気を早く治す。
天使の力(劣化中)
【天使】としての力を行使できる。(大部分が使用不可能)
技能翻訳(稼働率0.0000001%)
全ての能力に補正(大)
成長速度に補正(特大)
魔法の行使に補正(絶大)
天使の加護
【天使】によって与えられた加護。
体が傷つきにくくなり、体を健康に保つ。
魔道大成
魔法系技能が集合し一つのスキルとなったもの。
魔法の行使に補正(大)
・魔力操作
体内魔力を自由に操ることが出来る。
・無詠唱
詠唱無しで魔法を行使できる。
・精密魔法操作
魔法を精密に操ることができる。
・魔法威力制御
魔法の威力を魔力消費の調節により制御できる。
・魔法同時発動
魔法をいくつか同時に発動させることができる。
・魔力支配
自身の体内魔力を用いて対象を支配できる。
・魔力感知
魔力の使用を感知できる。使用された魔法の効果を推測することができる。
・魔法創造
新たに魔法を創造できる。魔法記録を習得
・・魔法記録
一度創造した魔法を記録し、魔法発動時に再定義しなくても発動できる。また、魔法創造時に記録した魔法をテンプレートとして呼び出せる。
???×???
これらのスキルは現在対応していません
なんか……すごくね?ほとんど劣化中って書いてあるけど。
『【天使】だからな?むしろこれしかなくて不安いっぱいだぞ?』
???×???は謎だけど。
『本人に力があってもその世界で使えなければ意味はないだろ?この世界用に技能を改変する技能翻訳っていうのがあるんだが……』
稼働率0.0000001%と。
『まぁ、そういうことだな』
じゃあ次は――。
『ちょっと待った』
――外で魔法でも……ん?
『外に誰かいる』
…………え?
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