幽閉大陸アトランティス　-大戦乱へのプロローグ-

俺、三葉良人(みつばいらと)はいつも通りの日々を過ごしていた――――はずだった。

突然現れた男。謎の声。そして気づくと俺は、異世界にいたのだった。

混乱する俺に追い打ちをかけるかのように頭の中から声が聞こえる。
【天使】を名乗るその声が言うには、ここは「人間によって管理された異世界」らしい。
その目的は、異世界侵略のための兵士を育成すること。
つまり、この世界は人類のために犠牲となる者を閉じ込めるための牢屋だったのだ。

「こんなくだらない世界、さっさと出て行ってやる！」

元の生活に舞い戻るべく、俺の異世界攻略は始まった。







これは、「人間」による陰謀とそれに巻き込まれてしまった者たちの物語。
だが、この物語も大戦乱の序章に過ぎない――――