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海底監獄のカツ丼屋さん  作者: 黒主零
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・ハイウェイ。無法者どもが音を捨てて速さを求めながらひた走るそこはまさしくエンジェルハイロゥと言ってもいいだろう。多くのバイクや車、ジョギングマンがコンクリート上を転がって進み、無冠の最速を狙うその夜に一縷の稲妻が放たれた。

「走る~走る~猫~た~ち~!!」

猫だ。猫がスケボーの上に乗って、漕いでもいないのに時速200キロを越える速度でハイウェイを進んでいき、見事最速の称号を得た。

その日から参戦した無法者どもは全員猫のきぐるみを着てスケボーを漕いでハイウェイを走り始めた。



・海底監獄。懺悔室。カツ丼屋さんがいつでもカツ丼を無から生成出来るように準備をしておきながらヴヴヴのDVDを全巻視聴していると部屋に誰かが来た。

「いらっしゃい。今日は?」

「はい。……また私赤羽です。この前やっとどこかの誰かさんが私の物語を再開させたと思ったら今度はドレッシングやパフェがどうのこうのと言うアイドルにハマってしまい、せっかく用意した私がヒロインの新作2つを1話冒頭だけ書いて留まっているんです。どうにかならないでしょうか?」

「じゃあ君が天使と悪魔と怪獣のチームに入って本編で倒してみたらどうかな?」

某日。

「びっくり仰天OK!」

から始まる歌が始まると同時に突如現れたツインテールの少女がバックダンサー気取って舞台の端っこの方でマラカスを持って激しいダンスを踊り始めた。

「……何やってんだあの子は」

テレビの中で弟子が無数のメガネの女性にしょっ引かれていくのを見た、ある青年は何も見なかった事にしてビールを口に含むのだった。

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