私の病気
高校生活に慣れ初めて半年が過ぎた。
最近、自分の様子が少しおかしいことに気付いた。
寝ても覚めても胸が苦しかったり、心ここにあらずって感じでボーっとしてしまったり…
パソコンで色々調べてみたが、病名は出てこなかった。
しかし、私はそれで納得しなかった。
日に日に悪化する病に恐怖を覚えた私は、友人のアユミに相談することにした。
この事を言った私にアユミはにっこりと笑って言った。
「リサったらそんな事心配してたの?調べたって病名出てくるはずないわよ。でもね、治療法はあるわよ。」
「治療法があるの?あるならすぐに教えてちょうだい!」
「そーね…私が言えることは勇気を出すことね。それが一番の治療法だと思うわ。」
それからアユミに色々なことを聞いて治し方を教えてもらった。
次の日
私は教室にある人を呼びだした。
「…なんか用かな?」
彼は同じクラスのタツヤ君だ。胸の鼓動がどんどんと速くなる。
とても怖くて、顔が赤くなるのが分かる。
あぁ、これが…
「あ…あのね、私、アナタのことが………」
さぁ、私は勇気を出せるのだろうか?