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だい44わ
やおら着ている物を脱ぎ捨てると、ケビンはジュエリーヌの前に立ちはだかった。
「マ、マスター?!」
一糸まとわぬその肉体を、隆々たる男性のシンボルを目の前にさらけ出したケビンを前に、ジュエリーヌは水音を立てながら慌ててその清らかな女体を隠そうとした。
「フッフッフッフッフ--」
「マスター、一体何を……」
不敵な笑みを浮かべて轟然と仁王立つケビンに、ジュエリーヌは怯えた目を向けるばかりであった。
「何も心配することは無いんだよ、ジュエリーヌ--」
「マスター……」
「君が望んでいたことをしてあげるだけだから--怯えることはないんだよ、ジュエリーヌ--」
ケビンの姿を直視することが出来ずに顔を背けたジュエリーヌに対し、ケビンは異様な笑顔で答える。
「……あ、あの……」
ジュエリーヌは震えながら声を詰まらせた。
「マスター、お許し下さいでございませ、マスター--」
こちらをまともに見ることも出来ずに、ジュエリーヌは必死で懇願するばかり。