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だい26わ

「マスター」


肩を震わせながら、こちらに背を向けてジュエリーヌは声を詰まらせた。

「ジュエリーヌは、マスターの御傍に居させてもらったことを、一生涯忘れないので御座いましたりするのです」


”なんてこった”

ケビンは苦悩の表情でその秀麗な後姿を見詰めていた。

”耐えるんだ、ここでジュエリーヌを引き止めたりしたら、またいつもの繰り返しだ!”

全身に力を漲らせて、ケビンは堪えていた。

”俺は完全に彼女になめられてるんだ。ジュエリーヌは、俺が必死で引き止めるのを待ってるんだ”

そこまで判っているケビン、当然自分がとるべき行動は承知しているはずだが。



ジュエリーヌの後姿が悲しく美しく震えていた。

愛くるしいまでに豊かな艶尻に刻み込まれたキスマークのタトゥーもまた、切なく妖しく震えていた。

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