表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
23/44

だい23わ

「ま、ま、ま――」

ジュエリーヌの悩殺攻勢に押され気味になりながらも、ケビンは必死に持ち堪えていた。


「待ったー――!」

「マスター――」

既にジュエリーヌの瞳は潤んで、声はかすれかけていた。

「何を待つんでございますです?いつまで?どこまで?」


こちらの首に手を回し、顔を近づけてくるジュエリーヌの魔力に、朴念仁の面目をかけてケビンは立ち向かっていた。


「い、いや、いや――」

逃げ場のないケビンは、それでもこの機器を逃れんと抵抗を試みる。

「落ち着け、落ち着くんだ――」

ジュエリーヌの肩に手を置いて、ケビンは声を励ました。


「マスター――」

色っぽい流し目をこちらに向けながら、ジュエリーヌは怯む事無くケビンに囁いた。

「ここまできて、怖気づいたりなさいましたりいたしますなんて、男らしくございませんですのことですわよ」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ