第24話 ダンジョン2
俺と新免無二、滝川慶次、佐々木小次郎、池田恒興の5人は那古野城を出て、尾張にあるダンジョンに向かう。
城下町を通りすぎ、町を出て立ち止まり叫ぶ。
「果心居士、佐助! 出て来い!」
「ほっほっほ、置いていかれると思ったぞ」
影から果心居士が現れた。
「佐助参上」
白い靄が発生し中から猿飛佐助が跪いて現れた。
「ばぁ! 帰蝶見参! 会いに来たよー」
後ろから抱き締められた。背中に柔らかいふくらみが当たってるんだけど……。
ペロッ。
そして耳を舐められた。
うへぇ。
「ん~」
ペロペロ、クチュクチュ。ふぅぅぅ。
耳の穴に舌を入れて息を吹き掛ける。
うひゃ。くすぐったくて気持ち良い。
身体がくねくねしちゃう。
俺は帰蝶の両手を掴み、身体から離し振り替える。
「お、おう。久しぶり」
「うふ、一人で城に入れないから待ってたよ。会えなくて寂しかったよぉ」
また抱き付く帰蝶。
二つのふくらみが胸に当たるぅ……。
「お、おう。これからダンジョンに行くんだけど、一緒に行く?」
ちょっと動揺する俺。
「勿論行くわよ。アタイも強くなるんでしょ」
上目遣いの帰蝶。
「多分大丈夫だ」
皆の前だから落ち着いて、皆が生暖かい目で見てるからさぁ……。
「アニキぃ! その可愛い女の子は誰っすか」
恒興が興味深そうに尋ねる。
「そう言えば、慶次とツネは初めてか。帰蝶と言って美濃で知り合った子だ」
「初めまして、帰蝶と申します」
丁寧にお辞儀をする帰蝶。こうして見ると良いところのお嬢さんに見えるんだよなぁ。
エロエロ娘には全く見えない。
「がはは、見た目に騙されんなよ。口の悪い毒使いの怖い女だぞ」
無二が恒興と慶次に嫌そうに言う。
「あら、失礼ね。暴走オヤジに言われたく無いわ。暴走し過ぎて富田勢源に殴られた胸はもう治ったのかしら?」
帰蝶は無二の胸を指でツンツンした。
「くっ、人の心の傷をえぐりやがる。……こういうヤツだ。がはは」
恒興と慶次は苦笑いを浮かべて見ていた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
ダンジョンの入り口に着いた。
尾張のダンジョンは洞窟型のダンジョンで虫のモンスター多いらしい。
ダンジョンの入り口では、管理する番人が二人いて、なにやらチェックしている。
その為、列が出来ていて人が並んでいたので、一番後ろに並んだ。
「アニキを並ばせるなんて無礼っす。ちょっと行って来るっす」
と恒興が前の方に行こうとする。
その後ろ襟を掴んで。
はぁ、まるでチンピラだ。横入りする気だ。俺は並ぶのは苦にならないよ。
「ツネ! ちょっと待て。つまらない事で事を荒立てるな」
「吉法師様優しい」
チュッ
帰蝶は俺の腕に手を絡めて、腕に胸を押し付けていたが、頬にキスした。
うひゃ。まただぁ。
そうこうしているうちに順番が来た。
「はい、冒険者証を出して」
とダンジョンの番人の一人に言われた。
「はっ? 冒険者証? 何それ?」
「何だお前ら冒険者じゃないのか? 冒険者ランクがCランク以上じゃ無いと、危ないからダンジョンには入れられないぞ。坊主達のお遊びで入れる所じゃないよ」
ん? なんだこの上から目線。
まあ、10歳だから坊主には違いないが、ダンジョンに入れないの?
------------
カクヨム様にて先行掲載中、
続きが気になる方はどうぞ。
------------
下記小説も読んでいただけたら嬉しいです。
モブキャラ異世界転生記~モブキャラに転生しちゃったけど従魔の力で何とかなりそうです~
URL https://ncode.syosetu.com/n9298gk/
Sランクパーティーに捨てられたポーターは実は最強の空間魔法使いだった。~虐げられた世界に『ざまぁ』するんだぁ!~
URL https://ncode.syosetu.com/n8803gf/
悪逆無道の異世界冒険記
URL https://ncode.syosetu.com/n5589fz/
復讐の異世界転生者~旧題)異世界転生したけど魔法が使えず、貧乏で武器も買えないので気功で最強になって無双します。虐げた奴らに復讐だ!~
URL : https://ncode.syosetu.com/n8226ft/
魔物使いの異世界大陸平定記
URL : https://ncode.syosetu.com/n3046fl/