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第5の試練「パーティ名」

あらすじ

剣士達は、冒険者カードを手に入れるため、闇市へ行こうとした。しかし、何か事件が起きてしまい、人命救助を優先せざるを得なかった。


魔法使い「我、あつさでとけた」

場所:スラム前詰所

時刻:4話目から1日経過しました


スラム護衛人「君たち(特に剣士の灯り魔法)のお陰でスラムの住人達を救助することが出来た。何かお礼をさせてくれ」


召喚士「原因調査は手伝わなくていいっすか?」


スラム護衛人「君たちは一般人だ、そんな一般人に負けっぱなしのままにはいかないよ。私達専門家が挽回するチャンスをくれないかい?」


召喚士「専門家のプライドは大事ッス。けどオレッチ達も冒険者になるためのプライドがあるっス!」


剣士「ぶっちゃけると冒険者登録したい。『ギルドのふるい落とし』で試されないほどの手柄が欲しい」


スラム護衛人「それなら人命救助までの活躍を一筆すれば、『ギルドのふるい落とし』は起こらないだろう。正式な書類を作成してくるから待っていてくれ」


召喚士「…冒険者ギルドに入るための地下水道、地下水道に入るための冒険者カードと遠回りして…やっと、冒険者になれそうっすね」


剣士「長かったな…けど、これで冒険者か!」


召喚士と剣士は、ハイタッチして喜びを共有した。

魔王もクラッカーを鳴らしてお祝いしてくれている


スラム護衛人「私も一般人から兵士登録したときは嬉しさで1日踊ったものだ。おめでとう、これで冒険者登録出来るだろう」


スラム護衛人は、剣士へ『冒険者ギルドへの紹介状』を渡した。


スラム護衛人「登録職となれば、一般人だった頃とは違い力が得られるが、同時に責任も重くなる。しかし、人命救助に手を貸してくれたパーティ[魔法使いと愉快な仲間たち]なら乗り越えて行けるだろう…ん?魔法使い??」


剣士「あ。」


スラム護衛人「魔法使いとは剣士のことか?」


召喚士「別人っス!魔法使いは冒険者ギルド前に棺桶放置してたから、復活したら合流すると思ってたんすけど」


スラム護衛人「死んだ仲間を放置!?」


剣士「1日経ったのに戻ってこない、でも、パーティは抜けてない…この紹介状はいつの間にかパーティの仲間が行方不明になってた事情を相殺出来る?」


スラム護衛人「仲間が行方不明なことに何故気が付かなかった?そんな人間は冒険者になれない」


召喚士「うわっ、魔法使いがパーティリーダーになってるっす!パーティ命名変更権が魔法使いにしかないっス!?」


剣士「パーティ解散は無理?」


召喚士「冒険者パーティでの裏切りを防止するため、双方の意志がなければ死んでも解散不可能っス。唯一の例外は冒険者ギルドの解散命令…何故こうなったのか聞かれて詰むっすね」


魔王「剣士が魔法使いの振りをすればいいのではないか?」


剣士「腰の剣は誇りだ、絶対外さない!」


スラム護衛人「魔法使いを探しなさい!仲間を粗末にするなら、紹介状は渡せない」

剣士は『冒険者ギルドへの紹介状』を奪われた


場所:冒険者ギルド前


召喚士「ここに魔法使いの棺桶はないっす…あ、あれは?」


冒険者ギルドの前に大きな穴が空いている!


剣士「魔法使いの棺桶放置したのがあの辺だったな」


召喚士は、穴に近づき、ランタンを照らした。

穴は大きく深そうだ、先が見えない


召喚士「これ、棺桶が穴に落ちてその中で復活、何らかのアクシデントで合流出来ず今に至ると考えられるっス」


剣士「見えない」


召喚士「まず、ランタンをロープで吊るして奥を見…」


剣士「我が道を照らせ、ライト」

剣士は、詠唱した…魔法が発動っ

魔法の光が穴に落ち


ちゅどぉぉぉぉぉぉん


爆発が起きた!ランタンは壊れた!

穴の中は凄まじい光で照らされている


召喚士「ランタンんんんんん!!」


剣士「どうだ、明るくなったろう?」


召喚士「爆発起きてたっス!魔法使いが生き埋めになったらどうするつもりだったんすか!?」


剣士「そしたら魔王を魔法使いと言い張って、別の街の冒険者ギルドで登録受ければいいかなって」


魔王「魔王を代用品にするなよ」


剣士「暗くて痕跡見落とすぐらいなら、多少痕跡消えても全て見逃さない状態の方がいいって」


剣士達は、ロープを使って穴に降りた。


場所:冒険者ギルド前の穴


剣士達の目の前には、クレーターが出来ている


召喚士「痕跡が爆発で吹っ飛んで何も分からないっス」


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