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4

私は慌てて家を飛び出した。


そしてなんの躊躇もなく、森に入った。



私は走った。


通りなれた森だ。


バス停の方角も、何も考えなくてもわかる。


――良かった。間に合いそうだわ。


その時、背中に強い衝撃を受けた。


吹っ飛ばされて地面に倒れこんだ私に、声が届いてきた。


「おやおや、今回は諦めかけていたのに、いい獲物が迷い込んで来たものだ」


地に伏したまま顔だけ声のほうへと向けると、そこには男が立っていた。


暗くてよくは判らないが、どうやら若い男のようだ。


何かを手にしているのも見えた。


――ナイフ?


殺された女性は、皆鋭利な刃物で刺し殺されている。


私は思わず叫ぼうとした。


しかし恐怖のあまりに喉が詰まって、何も発することが出来なかった。


「夜中にこんなところをうろうろしているあんたが悪いんだからね。俺を恨むんじゃないよ。それでは早速、楽しい楽しいお仕事に取り掛かるとしますか」


男が一歩踏み出した。


その時である。

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