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レクリエーションみたいです。

生徒交流会が名目のイベントです。ですから、レクリエーションや演練など協力して行うイベントが多く用意されてます。

私達3人+先生は指定された場所から指定されたものを持ってくると言うイベントに参加しています。

このイベントは仲間と協力する事の大切さ、いざと言う時の判断力を培うと言った目的の元全生徒が参加します。

もちろん安全面には細心の注意を払い怪我人が出たという前例はありません。


はい、安全面には細心の注意を払っているはずです。

どうして、目の前で先生が植物に食べられているのでしょう?

この世界は魔法の存在する世界です。もちろん、魔物も魔獣も存在します。過去にも魔獣が起こした問題は沢山ありました。

でも、人を食べる植物は初めて見ました。

「先生!?」

「ああぁ〜スピカさん、悪いんですけどーお鞄の中に、お薬、入ってませんかー?」

薬?と言うか、先生の鞄は植物のお腹の中では……?

2人の方をちらりと見ると植物を興味深そうに眺めていました。

植物は前世で言うウツボカズラの様な変わった形をしています。

蔓がするすると伸びています。蔓はどうやら動く様です。先程からにゅるにゅると伸び縮みを繰り返していてとても気分がいいとは言えません。

しばらくそれを眺めていましたが、2人が観察に飽きたので速攻で植物を解体してしまいました。

流石、攻略対象です。



そんな事があった数分後、私達は2人とはぐれてしまいました。

近くにいるのは先生ただ1人。何故か、身の危険を感じます。

「わぁ〜スピカさんと二人っきりは始めですねぇ……」

あぁ、この先生何考えてるのかわからないからあんまり好きじゃ無いんですよね。

とりあえず先生と話したくもないのでちらりと先生の方を見る。じっと観察する様に私をみる、先生は天然だとは思わない。

多分あの話し方も人工物だろう。

私の話したくないオーラが伝わらないのか、あえて無視しているのか次の話題に移そうとする。

「万死に値する七つの咎って知ってますかねぇ?」

しってる。答えるつもりも無いが。

「分かりませんよねぇ……憤怒、傲慢、怠惰、暴食、嫉妬、色欲、強欲の七つです。」

「スピカ・フォン・ヴァーゴ……噂によるとこの七つすべて兼ね備えたそれはソレは人としてありえない人だとお聞きしました。」

黙って聞いてると無茶苦茶な事言うな……噂通りだったら首飛んでんじゃない?

でも、イケメンだからそんなことないかー。あるいは、ゲームのスピカは少なからず彼に特別な感情があったって事だよね。どうでもいい人間の恋路の邪魔なんてわざわざしないよね。

「酷い……ですわ……」

「ああぁ、古い噂だからそんなに気にしなくても大丈夫ですよ。

純粋な……そうですね……研究欲求ですよ。」

……この人さ、思うんだけど本気で天然もクソもないよね。

絶対人工物……だよね?

「……何がいいたいのか分かりませんわ……」

実際彼が何を言いたくてなにをしたいのか全く分からないし、検討もつかない。

先生はそんな人なんだ……

すこーし、過去のスピカさんに触れたかっただけです。

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