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街に出かけたみたいです。

カペラと街までお出かけに来ております。

街中に出るのだなんて異世界転生物では基本中の基本!!

使い古されたネタですね。

ここでヒロインちゃんが悪の組織にでも攫われそうになった所を王子様が助けるのです!!と言う、有りきたりな展開にはなりません。残念でしたね。

残念ながら王子様はこの場にいません。いるのはカペラとリデルです。

残念ながらヒロインちゃんを助けるのは王子様ではなくエセ関西人と悪役令嬢の執事の二択ですね。


色とりどりとまでは行かないが多方まぁ様々なテントが立ち並んだ市場に来ております。

そうですねぇ……夏祭り……もしくは秋祭りやそれらに属するお祭り事に付随するであろう屋台を想像して貰えればいいと思います。

この世界では店舗販売は貴族御用達の格式高いものであり、一般的では無いようです。

その代わりと言ってはなんですが週に一度前世でいう門前市の様な移動販売が庶民にとっては主流の様です。

この市場は毎日王都周辺の……と言っても1日で言って1日で王都まで帰ってこれる範囲での移動をしながら、街の方々に別の地域の特産品や、野菜、果物、魚などを売っているそうです。

前世を持つ身としてはそれこそ、お祭りの様で心躍る所はありますが、如何せん人混みに出ることの少ない悪役令嬢としては、気が滅入る部分もあるには、あります。


「……随分……人が多いのね?」

「しゃーないよ。週に1度の市場やで?買いにこん方が珍しいんちゃう?」

……ということは……平民のエリースとお目にかかる事ができるかもしれないと言うイベントですね。

出来れば、会っておきたい、そして出来ることなら彼女に前世の記憶があるのかを知りたい。

まさか、彼女も前世を持っていてゲーム通りにシナリオ進める前に防がなければ、彼女もしくは私のどちらかがざまぁされるのは明白だろう。

と、そんなことを考えていた時点でカペラとはぐれてしまった事に気がつけば良かったのだが……どうも、今世の私は人の気配に鈍感らしい。

人通りの無い路地で如何にも強面で後暗い職業の方々で有ろうお兄様やおじ様方に囲まれた後だった。

そろそろヒロインを登場させたいところで、有ります(・ω・)ゞ

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