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お茶会に誘われたみたいです。

どうして貴族という物はこんなにも頻繁にお茶会という催し物を開催したがるのでしょうか?

し・か・も! 今回は王子のお友達であり、私のお幼なじみでもあるカペラのお家であるアウリガ公爵家が主催だそうです。

カペラと言いカペラのおうちと言いタイミングが悪い事この上なしなんですよね。

この前だってわたしが着替えようとしてた時に入ってきたりしたし。

まぁ、カペラのラッキースケベ体質(ラッキースケベ体質はだいぶ前に流行った主人公に多い属性です。)は置いておいてどうしてこうも、お茶会を頻繁にやるんだよ!! 月イチくらいで我慢しろよ!?!?

「政治的思惑と他家の牽制をする為やろ。俺んちはこんなに金もってるんですよーって。」

「だからなんで、ノックもせずに入ってくるんだよ!!」

とりあえず、身の回りにあったものを訪問者に投げつける。

彼ならば当たることもなく近づいてくる事を分かっていながら投げるのを止められないのはもしかしたらが有るからだ。

「いきなりもの投げたらアカンやろ……」

「じゃあいきなり入ってこないで!!」

「そう怒らんで姫さん。俺と姫さんの仲やろ?」

この、私のことを姫さんと呼ぶエセ関西弁は私の幼なじみであるカペラです。

え?最初の時は関西弁じゃなかったって?

どうやら、親しい人にのみ関西弁みたいなんです。

あの時は、ヒロインをいじめたスピカに悪意と嫌気しか無かったから関西弁じゃなかったんです。

「どんな仲だよ!?四六時中一緒にいるリゲルでも部屋に入る時はノックするし!!」

「姫さん……リゲルは執事やろ?いくら、姫さんと仲良くてもそんなことしたらあの人にクビにされてまうわ。まあ今度のお茶会きいや。うちの母も姫さんはこんのか、姫さんはどうして家に嫁にけーへんのやってずっと言うとるんよ?顔くらい見せちゃって?」

くっ……カペラのお母様には可愛がってもらってる分断れない!!でも王子が来るかもしれない茶会にわざわざ顔を出すような真似はしたくない……

「その日王子は遠方の領地見学でしばらくは王都におらんて断られたで。安心してきいや。」

どこで聞いたんだよ!?あぁそう言えば王子のお友達でしたね。

「カペラのお母様に会いに行くだけだからね!?」

「ええよ。母も喜ぶわ。いつもスマンな、母からは、スピカに会いに行けんのに呼び出すだけ呼び出して。今回の茶会かて、母が姫さんに会いとうて企画したんやで?」

「余計断りずらいじゃん!!行くけどさ。私も可愛がってもらってるし……」

そう言うとカペラは嬉しそうに微笑んだ。

いつも元気に見えるけど本当のカペラは無理して元気そうにしてる事をゲームでも今世でも知ってるからにはゲームに関わらない程度には助けてあげたいと思う。

そう言えば件のカペラの母ですが、弟を産んだすぐあとくらいから体調が優れなくてまともに家から出れないだけで、決して、事故とか事件とかにあって足が悪い訳では無い。

幼なじみくん初登場ですね。

関西弁キャラいかがでしょう?

私は、好きなんですけどね(笑)

需要と供給に大きな差が無ければいいんですけど。

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