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吸血鬼日記 ~異世界冒険譚~  作者: 城豹
第1章 異世界での日常
19/38

第16話 薬草

前回の続きです。


前回までのあらすじ

やっと冒険にでた主人公。初めて狩るポッポンを肉片にしつつ、依頼は順調に進んでいた。そんなところに、狂暴な猫が現れ襲われる主人公たち。

まあ、結局猫を倒してそのあとの話です。


あんまり、進みません。すいません。


3/20 スキル一部上昇

プレインキャットを倒したあと、俺たちは薬草を取りにラインの森に向かった。


「セイラさん、薬草ってどんなの?」


「そうですね。なんていえばいいんでしょうか。実際に見たほうが早いですね。もうちょっと奥に入ればすぐに見つかると思います。」


少しばかり森の中に入る。


「あっ、あった。これですこれ。」


「これが、薬草のサノラ草ですか。」


見た目はなんか雑草に似てる小さいネギみたいだ。


「味ってどういう感じなんですか?」


そのまんまネギの味だったりして。


「凄い苦いですよ。匂いだけでも苦く感じます。でも、これが効くんですよね。そうだ、嗅いでみます?」


そういってセイラさんはサノラ草を俺の顔の近くに寄せてきた。


鼻を近づけて匂いを嗅いでみると。


「あっ、にがい。」


「そうでしょ。」


匂いだけでこんなに苦いんだったら、食べたらどんだけ苦いのか気になるな。


「あの、ちょっと食べてもいいですかね。それ。」


「生でですか!?」


「薬草って生で齧って食べるもんじゃないんですか?」


「確かに、緊急時は味とか言ってられないんで齧って食べますが、直接そのままは苦すぎてあんまり食べないですね。そのまま食べるにしても切り刻んで飲み込みやすくしてから飲むとか、ポーションにして一気に飲むとか。たいていは何かしてから食べますね。」


「えっ。じゃあ、ポーションとかって薬草を煮詰めて濃縮したものなんですよね?そしたら誰も飲めないじゃないですか。」


「ポーションっていうのはポーション職人たちの秘伝の技術によって苦さをほとんどなくして飲みやすくしてるんです。だから、高いんですよ。」


「そうだったんですか。」


確かに栄養ドリンクにしちゃあ高かったよな。そういうことか。



「それで、本当に食べるんですか?」


「まあ、興味あるし。」


「じゃあ、これだけどうぞ。」


そういうと、セイラは薬草の先端をナイフでピッと切ると、すごい小っちゃいかけらをくれた。


「じゃあ、行きます!」


俺は口に薬草のかけらを入れた。


「ううぇええええええええええええええええええええええええええええ」


「だから言ったのに…」


「ぺっ、ぺっ。うぇええ、すんごい苦い!」


俺は腰にある水筒の水を口に含み、うがいして近くの木に吐く。

それを何度もするが、苦みが取れない。


サノラ草の味はなんというか、くそまずい青汁を100倍濃縮したみたいな味だ。下位回復薬レッサーポーションが一本で3000円だけど、これを食うぐらいなら、みんなあきらめて買うな。



「ブラッドさん、これ食べてみてください。乾燥したアルバの実です。」


「ありがとう(涙目)」


セイラにもらったアルバの実っていうドライフルーツみたいなのを食べると、不思議と苦みが消えた。


「なんですか、さっきのアルバの実って?」


「ポーションの原材料とされる木の実です。これだけを食べるとおいしくないんですが、これを食べると苦みが不思議と消えるんです。」


「不思議ですね。」


「ちなみに、この森の奥に自生している木の実です。ブラッドさんどうせ食べると思って街で買って昨日買っておきました。」


「そうなんですね。なんか、ありがとうございます。でも、なんで僕が食べるってわかったんですか?」


「恋人ですから!」


ハチャメチャな理論だけどなんか嬉しいな。


「じゃあ、ブラッドさん。苦みも取れたし薬草を採取しちゃいましょう!」


「了解です!」










薬草事件の後、俺とセイラさんは順調に薬草を手に入れていった。


その時に役に立ったのが【採取】というスキルだ。


このスキル、森でサバイバルをしているときに手に入れたスキルで、手に入れたい野生に生えている植物を見つけやすくするスキルなのだ。これを手に入れてからというもの、野草には困らなかったという思い出がある便利スキルでもある。


これのおかげで順調に薬草を手に入れられたというのは言うまでもない。


ちなみに、このことで採取のレベルが上がったのは地味に嬉しい。





「そうだ、セイラさん先にハドニスに戻っててもらえますか?ちょっと、小屋から取ってきたいものがあるので。」


「わかりました。じゃあ、先にギルドで依頼達成しておきますね。」


「あっ、お願いします。」


俺は必要なものだけ取り出し、セイラさんにポーチを渡して森に入った。




川を探して見つけて【地図マップ】のスキルを使って小屋に帰ることにした。


この【地図】っていうスキルは、一度行ったところの地図を召喚できるという素晴らしいスキルなのだ。さらに、ずっと現在地が示される優れもの。


どうも、常に発動しているらしく。意識しなくても地図が徐々に完成していくっぽい。


まあ、ここまで聞くと凄いスキルに聞こえるが俺のレベルはまだ2なので、なんかだいたいの位置に幼稚園生の落書きみたいな印が付いている程度の地図しか出せない…


あと、現在地もなんかだいたいだし。


ネットの地図にたいに現在地を常に示してくれるので、それはありがたいし凄い。


だけど、だいたい現在地が半径300mの円の中だということはいただけない。

さすがに、アバウトすぎる。


それに、一度使うと24時間経たないと地図が出せないという制約まである。


つまり地図を一度出すと、翌日になるまで更新されてない古い地図しか見れないということだ。


それでも十分便利なファンタジーだが。



ちなみに、超便利になりそうなスキルなのでレベルアップ方法を模索した結果。


レベル上げはどうも頭の中で地図を思い浮かび続けるとかそういうのなので、正確な地図が出るまでの道のりは長そうだ。



そんなことより、まず川を見つけないとな。


えっと地図によると今ここだから、だいたいあっちの方向か。








森に入ってから30分ぐらい歩いていた。すると、ふと何かの気配を感じたので横をみると


バサバサバサ


「なんだ、鳥か。…ん?」


森の木に隠れてよく見えないが何か木とは違うものが少しだけ見えた気がした。


「なんだ?」


気になったので、近くの木によじ登る。


「はっ!?」


木の天辺てっぺんまでくると俺は森のずーっと先に大きな石造りの遺跡を見つけた。


「なんだあれ?古代遺跡?ずいぶんでかいな。結構距離があるのにそんなに小さくない。あとで、街で調べてくるか。」


俺は一応遺跡が気になったが、一人で行くのも怖いのでとっとと川を見つけて小屋に向かうことにした。








そんなこんなで着きました。我が小屋に。


途中でモンスターとかいたけど逃げ切れたから万事おけー。


さてさて、ボックスを回収しましょうか。


「開けゴマ!」


ドアはちゃんと出現し、俺は扉を開けて小屋に入った。


「ちょっと、汚れてるな。早速使いますか。」


俺は床に手を置き、詠唱した。


「浄化の精霊様!この魔力を代償として部屋を綺麗にする力をお貸しください。クリーン!」


すると、床は薄緑色に輝き綺麗になった。


試しに指で床を擦ってみると、キュっキュっとあの綺麗にすると鳴る音が出た。


<<スキル【浄化魔法】のレベルが上昇しました>>


「やっぱり、いつやってもいいな魔法って。じゃあ、掃除も簡単にしたしボックス持って行きますか。」



俺はボックスの中に持ち物を入れて、ボックスを抱えて街に向かった。




☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆




種族 吸血鬼 lv 24


職業 「狩人 lv13」「釣り人 lv7」「詐欺師 lv1」


スキル 「吸血 lv18」「投擲 lv20」「ステイタス魔法 lv2」

「追跡 lv10」「釣りlv5」「魔力操作 lv8」「夜目 lv17」

「鎌術 lv11」「棒術 lv4」「採取lv9 UP!」「地図 lv2」「血の契約 lv0」

「魅了 lv2」「虚言 lv2」「浄化魔法 lv2」「忍耐 lv3」「槍術 lv2」


称号 「ハンター」、「おねしょ野郎」、「釣り好き」、「投擲野郎」「鎌兎の使い手」「石が好きな人」「豚殺し」「嘘つき」「人でなし」「スプラッター」




☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


スキル


【地図】


一度行ったところの情報を自動で記録し、レベルに応じた地図を生成することが出来るスキル。

所有方法は地図を頭に思い浮かべ続けたり、地図を実際に作ったりすると手に入ると言われる。



【採取】

野生に生えている野草や鉱山に転がっている鉱石を発見しやすくなる。それ以外にも採取した時の状態がよくなったりするという恩恵がある。レベル上昇によって発見頻度が増えたり、初めて見たものの正しい採取の仕方などがわかったりするようになる。

高レベルになると、欲しいものが他のものと比べて若干光るので見つけやすさが飛躍的に上がる。






ここで、初めのほうに登場した「アルバの実」について


アルバの実っていうのはポーションの原材料の一種です。まあ、その特性は苦みを消すこと。

名前の由来は、まずくて誰も見向きもしなかったこの実を賢者アルバが偶然森でモンスターがサノラ草(薬草)を食べた後に慌てて食べているのを見てこの特性に気が付いたとされるから。


まあ、この実は森の奥の方でしか見つからない珍しい木の実で、冒険者しか取りにいけないのでちょっとお高い。それプラス、ポーション職人の秘伝のレシピで苦みを打ち消しているのでそれでさらに高くなり。一本3000円になる。


っていう、裏設定でした。



そういえば、スキルでしたがちょっとした小話の中で説明していくことに決めたので、どんなスキルなのか想像しながら読むと面白いかもしれないです。


スキルのことでも、ストーリーでも、こっちの方がいいんじゃないとか、こうしてほしいって意見、要望、感想があればぜひぜひ。


誤字脱字もあれば報告してもらえると助かります。


ではでは

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