第13話 準備
早めに投稿
7/25 店員の設定を変更しました。
「ごめん、待った?」
「ううん、そんなことないです。」
薬草採取に期限はないって言ってたし。あとでデイナスさんの言ってたお店にでも連れてってあげようかな〜
「一旦宿に戻って準備しませんか?」
「じゃあ戻って、ついでにお昼食べちゃおうか。」
「そうしましょう」
俺たちは一旦宿に戻った。
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食事もして、冒険に行く準備も終えて宿の外の待ち合わせの場所に向かった。
「じゃあ、いざ冒険へ!」
「ブラッドさん待ってください。全然準備できてないじゃないですか。そんなんじゃ危険ですよ。」
「そんなこと…あっ。」
自分の格好を今一度振り返る。
ジャージと腰につけたアイテムポーチだけ。
まるで散歩に行く格好だ。これじゃあ冒険者だとは言えないだろう。
「ちゃんと装備を整えないとダメですよ!」
頬っぺた膨らんでるのが可愛いな。
そういえば、今までこの擦り切れてボロボロになってしまったジャージでサバイバルしてたから気が付かなかったけど、なかなか危険だったんじゃね?
「あっ、じゃないですよ。一緒に装備とか武器買いに行きましょう!」
「そうだね。セイラさんどっかいいところ知ってる?」
「そうですね。じゃあ、ギルドの近くにあるところにしましょう。」
そして、我々は鍛冶屋にやってきた
ちょうど、ギルドの二個隣にあった。
まあ、便利だはな。
さて、何を買おう。
「いらっしゃいませ!何をお探しですか?」
店に入って俺たちを出迎えてくれたのは、ドワーフとかの髭もじゃのおっさんではなく。
茶髪のいかにも元気いっぱいですって感じの美人っていうより可愛い女の子がきた。
年下かな?
「あの防具と武器をブラッドさんに見繕って貰いたくて。」
「お隣の男性ですか?」
「はいそうです。」
「ご予算はいくらぐらいでしょうか?」
セイラがこちらを見る。
「ちょっと待ってくださいね。」
俺は腰につけていたアイテムポーチから、財布を取り出す。財布といってもただの袋だが。
この財布、じつは宿の女将さんからもらったものだ。
お金を直にポーチに入れてるのを見て不便だろうってくれたんだ。
実際そこまで頭が回らなかったので助かっている。
財布の中を見ると、だいたい金貨2枚と銀貨数枚という感じだった。
「そうですね。銀貨5枚で全部揃えられますか?最低限のものでいいので。」
「防具のご要望とかは何か?」
「いえ特には」
「じゃあ、皮にしますね。武器は何にしますか?」
そうだな。何にしよう。
やっぱりテンプレで剣かな?
でもな、学校の授業で剣道とか嫌いだったしどうもな〜
そうだ!槍にしよう!
俺実は昔古武道で棒を習っていて、一応得意だったんだよな。ずっと、戦うなら槍にしようって決めてたじゃないか!
そうだな、それがいいや!
「槍でお願いします。」
「長槍と短槍どちらにしますか?」
そうだな。力も強くなったし、長槍かな?
「長いのでお願いします。」
「わかりました。ご用意しますね。」
そういうと、店員さんは店の奥の方に走ってった。
「セイラさんは何か買わなくていいんですか?」
「そうですね。私は基本弓なので、矢でも買いますかね。そうだ。剥ぎ取り用と護身用の短剣ってブラッドさん持ってますか?」
「いや、持ってないですね。」
「そしたら、買っといた方がいいですよ。」
「じゃあ、店員さんに追加で言っておきます。」
近くの並べてある武器とかを見ていると、店員さんが戻ってきた。
「これでどうでしょうか?」
店員さんが持ってきたのは、持つところが木で先だけが鉄の長槍と、何かの獣の皮でできた皮鎧だった。
「これが普通の鉄の槍です。で、この皮鎧の一式がブラックファングの毛皮でできたものになります。」
「ブラックファングってどんなやつでしたっけ?」
「ラベルの森に住んでる黒の狼です。」
「ああ、あの狼か。」
森で夜に5匹ぐらいの群れで襲いかかってきたやつだ。
なかなか苦戦した覚えがある。
「結構丈夫で、手に入りやすいのでオススメの装備になります。」
「じゃあ、これで。いくらですか?」
「えっと、槍が銅貨7枚で。皮鎧の一式が銀貨4枚とですね。」
「わかりました。あとあの剥ぎ取り用と護身用の短剣一本ずつと、弓を何本?」
「20本で」
「20本もお願いできますか?」
「わかりました。剥ぎ取り用と戦闘用の短剣がそれぞれ、銅貨3枚と銅貨5枚と鉄貨2枚になります。あと、矢が20本で銅貨2枚です。」
「じゃあ、合計は銀貨5枚と銅貨7枚、鉄貨2枚ですね?」
「えーと…あっはい。そうです。(この人計算早い!)」
「すごいですね。暗算できるんですか?」
「まあ、このぐらいなら。」
そんなにみんな計算できないのだろうか。
「ちょっと待っててください。今全部持ってきますから。」
そう言って店員さんは奥にまた戻っていった。
「ブラッドさんって商人の息子さんかなんかだったんですか?」
「まあ、一応そうなるかな」
父親はサラリーマンだったし、まあ商人っていえば商人か。
「ヘぇ〜」
なんかちょっと尊敬されたのかもしれない。
そんなやりとりをしていると、腕いっぱいにものを持った店員さんが戻ってきた。
「じゃあ、これがご注文の商品です。」
「えっと、確かに全部ありますね。」
「じゃあ、はい。銀貨6枚。」
「あの、矢の分は私が」
「いや、ここは僕に払わせて。その代わりあとで弓の使い方教えてよ。」(キラッ
「…はっはい。もちろんです。」
なんかセイラがちょっと赤くなってる。
なんでだ?
「…すいません。これがお釣りです。」
「ありがとうございます。」
なんで店員さんまで赤く?
まあいいや、アイテムポーチに入れるか。
俺はアイテムポーチの口を広げてどんどん買ったものを入れていく。
「お客様、アイテムポーチに入れるのをお手伝いいたしましょうか?」
「あっすいません、お願いします。
店員さんが一緒に荷物を入れてくれる。
なんだか、わからないけどセイラの目線がキツイ気がする。
「じゃあ、ありがとうございました。行こうかセイラさん。」
「はい」
何か怒らせたかな?
ちょっと苛立ち気味のセイラとともに次の店に向かうとことにした。
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〜ギルド近くの鍛冶屋〜
「さっきの人、カッコよかったな〜。隣にいたの彼女さんかな。いいな〜あんなイケメンで頭のいい人と付き合えて。」
鍛冶屋の店員をやっているメロは今年で24になるが彼氏のカの字も見つからないほど、そういう出会いがない。
というのも、理由があるのだが。
「おい、メロ!ちょっと、手伝ってくれないか!」
「ちょっと、待っててください!今行きます。」
そして茶髪の女性は声のする店の奥に小走りっで向かっていった。
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「じゅあ、次どこに行きます?」
「そうですね、雑貨屋に行きましょう。」
俺たちはギルドの隣にあるギルド公認の雑貨屋に向かった。
ギルド公認とはギルドが安全や製品の良さを保証しているということだ。
まあ、初心者は普通そういうところに行くのが定番だ。
「じゃあ、入りましょうか。」
「そうですね。」
「いらっしゃい。何が御用ですかい。」
ドアを開けると、中年のいかにも商人ですっていう人がいた。
きっとこの人が、ここの店長なんだろう。
「下位回復薬ってありますか?」
「あるよ。何個欲しいんだい?」
「2本お願いします。」
「入れ物はつけるかい?」
「じゃあ、一つは入れ物は付きで、残りはこれに。」
そう言って、セイラはなんかゴム付きの試験管見たいのを腰から取り出し、おっさんに渡した。
入れ物を受け取った雑貨屋のおっさんは奥に入って、しばらく経つとセイラが持っていたのと同じ試験管に何か緑の濁ったゼリー見たいのを入れて持ってきた。
「全部で銅貨6枚だよ」
なかなかいい値段するな。
「わかりました。」
そう言ってセイラは言われた金額を渡して試験管を受け取ると、店の外に出た。
なんんであんなものを買ったのかわからないでいると、セイラは俺に一本渡してきた。
「何ですかこれ?」
「下位回復薬です。」
「はあ。」
「飲んだり、傷に塗ったりすると、疲れが取れたり、傷が早く治ったりします。」
すげぇな
「高いですけど一本持っておくと、便利なんです。それ全部飲めば、ライトヒール、下位回復魔法ぐらいの効果があります。」
「なんかすごいですね。」
異世界っていうかゲームだな。回復薬とか。
本当に帰るんだ。
「じゃあ、どうしましょう。一回宿に戻りますか?」
何か忘れているような…
俺は自分の擦り切れてボロボロのジャージを見た。
「あっそうだ、服を買いに行きたいんですけど、あとで付き合ってくれませんか?」
その時、セイラの目が一瞬光った気がした。
まるで、この時を待っていたかのように。
「ぜひ、いや今すぐ行きましょう!」
これは、地雷かな。
そのあと、セイラさんが前から行きたかった服屋さんに入って、3時間ぐらい買い物に付き合わされた。
というのも、1着何でも買ってあげるよって言ったのが原因なんだが。
いいところ見せようとするんじゃなかった。
セイラはいろんな服を試着してた。
そして、毎回それの感想を求められた。
いや、弁明させていただきたい。
俺も可愛い彼女だし最初の5回ぐらいは楽しかったんだ。
それが、10回、15回と数が増えるにつれてげっそりとしていき最後の方は辛かった。
ついには2時間を過ぎたあたりから、「忍耐」というスキルを手に入れてしまった。
そのあたりから、なんか気持ちが楽になったのでスキルの効果がなんだろう。多分。
ちなみに俺はジャージから解放されて、なんか他の人がよく着てる麻でできた服と、下着を何枚か買った。
大変だった…
「ブラッドさん最後まで一緒に選んでくれてありがとうございます。とっても楽しかったです。大変じゃなかったですか?」
「いや、そんなことないよ。セイラがいろんな服着てるの見れて楽しかったよ。(最初の方は)」
「いや、すいません。実家だと兄弟のお古しか着れなくて服を誰かと一緒に買うって経験がなかったのでつい、はしゃいじゃいました
。」
ちょっと恥ずかしがってる顔がやっぱり可愛い。
「少しだけ目を瞑っててくれませんか?」
「ああ、うん」
俺は言われた通りに目を瞑ると
チュッ
「これはお礼です」(//∇//)
と言って、唇にキスをされた。
「はぁあ。」
状況をいまいち飲み込めず唖然としていると、
「そんなに、驚かないでくださいよ。恋人なんですから、もう!」
なんかよくわからないが怒られてしまった。
まあ、セイラが可愛いからいっか。
りーん、りーん
時間を知らせる鐘の音が聞こえる。
「もう午後の3刻(6時)ですね。」
まだ明るいのにな。そうか、こっちだと暗くなるの8時ぐらいからか。
感覚狂うな。なんか6時は夕方っていうイメージだから。
「今から、行くのは流石に遅いか。」
「そうですね。宿に帰りましょう。」
「そうだね。そうしようか。」
そして俺たちは宿に戻った。
こうして、やっと冒険にいく準備が整った。
明日は冒険に行くぞ!
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種族 吸血鬼 lv 23
職業 「狩人 lv12」「釣り人 lv7」「詐欺師 lv1」
スキル 「吸血 lv18」「投擲 lv20」「ステイタス魔法 lv2」
「追跡 lv10」「釣りlv5」「魔力操作 lv8」「夜目 lv17」
「鎌術 lv7」「棒術 lv4」「採取lv8」「地図 lv2」「血の契約 lv0」
「魅了 lv2」「虚言 lv2」「浄化魔法 lv1」「忍耐 lv3」
称号 「ハンター」、「おねしょ野郎」、「釣り好き」、「投擲野郎」「鎌兎の使い手」「石が好きな人」「豚殺し」「嘘つき」「人でなし」
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