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吸血鬼日記 ~異世界冒険譚~  作者: 城豹
第1章 異世界での日常
13/38

祝1000PV 作品 吸血鬼と回復魔法

やっと1000pvを超えたので記念に書いてみました。


本編とはあんまり関係のない話。時系列は正直不明って感じです。治療院に行った翌日以降とかですかね。


ちょっと短いですが、お楽しみ頂ければ幸いです。


ではどうぞ!


ある日の早朝のこと。

俺は先日みた回復魔法というのが使ってみたくなって修行することにしてみた。


よくネット小説とかだと、わざと怪我をして、それを必死で治そうとすると習得できる、みたいのがある。

それをやってみようと、思う。


まず熱湯消毒した綺麗な短剣を用意する。一番痛くなさそうで、もし痛めても戦闘にあんまり支障のない左腕の外側に切り傷を入れ、回復するという作戦だ。


魔法の詠唱というのは、精霊にやりたいことが伝わるようにわかりやすくやるのがいいらしいので、もう詠唱は考えてある。


治癒と回復の精霊よ!我が願いに応え、我腕の傷を直したまえ!ヒール!


だ。


これさえいえば、通じるだろう。


最後の呪文名はなんかそれっぽいのにしておいた。

治療院のおばあちゃんが、ハイヒールと言っていたので、ヒールでいいだろう。

ゲームでもそうだし、ダメだったらそん時だ。


「じゃあ、やりますか。」


短剣を持ち、ちょっとだけ左腕の外側を切る。

痛い。ヒリヒリする。よし回復魔法だ!


「えっと。治癒と回復の精霊よ!我が願いに…へっ?」


魔法の詠唱が、終わってないのに傷が塞がってしまった。



「なんでだ?」


確かにもう痛くはない。触ってみるが、傷はない。ヒリヒリもしない。


偶然か?もしかして精霊が気を利かせてくれたとか?でも、まだ一度も魔法を使ったことがないのにも関わらず?そんな優しいのか精霊?


とりあえず、もう一回やってみるか。


短剣でもう一度、ちょっとだけ左腕の外側を切る。今度はバッテンにやってみる。

あの有名な海賊漫画みたいだ。

まあ、ヒリヒリするし痛みもある。

じゃあ、詠唱を。


「治癒と回復の精霊よ!我がね…?」


また詠唱の途中で。傷がなくなった。

というか、治った。


ん?おかしい。今更、気がついたけど魔法が発生する際には周りの魔力がちょっと振動するはずだけどそれがない。

じゃあ、魔法じゃないってことか?


うーむ。


「…………あっ!そうだ。」


俺は思いついた仮説を証明するためにもう一度腕を傷つけてみた。

そして、今度は何もしないでみると…



やはり数秒で傷が治った。


どうやら、この現象は自然治癒らしい。

もしかして吸血鬼って自然治癒力半端なく高いんじゃないだろうか?


映画とかだと銃で撃っても、


私には銃は効かないぞ。すぐに回復してしまうからな!


みたいなシーンとかあるし。吸血鬼はそういうものなのかも。


よくよく考えてみると、森でもちょっとした擦り傷は気がつくと無くなっていた気がする。筋肉痛もそういえば、あんまりないし。


凄過ぎだろ吸血鬼のポテンシャル!


身体能力高めで、さらに自然治癒力が高いとかもろに肉弾戦特化の種族じゃん。

これが戦闘民族って奴か…


まあ、だからきっとあんなにマイナス要素も強いんだろうな。日中だと弱るとか。

まあ、全部無効になってるから俺は最強なんだけど。


でも、そうなるとよわるな。

だって、自分一人で特訓できないってことでしょ。魔法する前に自前の回復能力で傷が無くなるんだからさ。

だからって回復に時間のかかる怪我をわざとするっていうのもバカらしいし。


回復魔法は諦めるか。


ああ、回復魔法使いになりたかったな〜。


トントン


「ブラッドさん起きてますか?朝食食べに行きましょう!」


もうそんな時間か。


セイラが迎えに来てくれたし、行きますか。


「ちょっと待ってて!今行くから。」


セイラに会えば気分も晴れるだろう。

今日も楽しい1日になりそうだ。






残念ながら、吸血鬼は回復魔法が使えません。というか、使う必要があまりない。そんな感じです。


回復魔法で無双しなくても、もともとのスペックがチートというなんかやっぱり強いぞ吸血鬼設定で今後の展開は進みます。


ではでは。

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