-six-
今日はここまでです(笑)
また更新します!
私は固まった。
ドアを開けた前にいたのはなんと由香ではなく、悪魔天使弟のアキトが立っていたからだ。
…………
呆けている私の顔を見てアキトは大爆笑。
失礼な…。
「あははっ!晶ウケる!」
「何で私の家知ってるの?!」
「情報?」
「す…ストーカー?」
「いや違うから」
顔の前で手のひらをひらひらさせてアキトは言った。
兎に角寒いから私の家へアキトを案内した。
あ…悪魔天使!!!
ってそういや悪魔天使だから見えないんだ。
昨日気付いた。
ははは…ばかだ〜私。
私の家は結構広い。
ついでに言うと私の部屋は物凄く片付いている。
お掃除好きだからね。
「へえ〜久しぶりに入ったなぁ晶の部屋」
「え?!来たことあるの?!」
「あるよ、一度だけ」
「知らなかった…」
私はお茶を乗せたお盆を机の上に乗っけて一息付いていた。
そういや悪魔天使どこへいったんだろ〜?
………もしかしてアキトに会いたくなかったりするのかな?
私悪魔天使の話しかしてないや
もうこの気持ちは分かりきっている自分がいる。
でもその気持ちを言う事が出来ない自分がいる。
………弱虫。
………バカ。
と、自分に言ってみる。
頭の中で繰り返されるのは悪魔天使の言葉。
『僕自身晶の側にいたいしね』
私も側にいてほしい。
『天使だろうが好きな人の側にいたい気持ちは変わらないよ』
私も変わらないよ。
手を伸ばせば届くと思っていた私がいた。
側にずっといてほしいと願う…私がいた。
アナタも同じ気持ち?
いつの間にか私の前から消えたりしないよね?
信じていいんだよね?
と、心に問いかける。
自然と微笑む。
安心?
それもあるけど。
嬉しい?
それが一番かな。
うふふ…
「だ、大丈夫?」
「え?」
「いやさっきから晶ニッコニコしてたからさ」
「ちょっと…ね」
ヤバい!顔に出てた!
大丈夫だろうかこの子…なんて思われたら嫌だな〜〜〜
お茶を手に取り飲む。
温かいモノが喉を流れていく。
美味しい………
「で、私に何か話があって来たんでしょ?」
「うん。兄貴の事」
「あ〜悪魔天使の事か」
「悪魔天使?」
「あ―…そこは気にしないで」
あぶねえあぶねえ。
ついつい癖で言っちゃったし…
え―っと…名前何だっけ???
海…海…あ!!
「海斗っ!」
「うわっ?!びっくりした?!急に声デカくなるから…」
「ごめんごめん」
思い出し声はかなり大きかったようだ。
アキトがびっくりした顔をしていたのが証拠。
「実はね、晶兄貴と会ってるんだよ」
「へ?海斗と?」
「そ」
ふぅーん…。
ん??
海斗と会ってるんだよ?誰が?
私が?
嘘だろぉぉ?!
「びっくりしてる?」
魂が抜けている私。
そんな私を揺さぶっているアキトくん。
おいおい、私はこっち。
上だよ上〜。
!!!
ちょっと待てい!
本当に私魂抜けてるんじゃないの?!
私今透けてるし…。
何?!
早く戻んなきゃ!
『戻らないで、晶』
その声に振り向く。
やはり悪魔天使である。
………?
何か雰囲気が違う。
嫌だ、何か嫌。
悪魔天使じゃない。
「あんた…誰?」
『海斗だよ』
「嘘、あんたは違う」
そう、違う。
「正体明かしなさいよ」
私は奴に飛びかかる。
簡単に避けられてしまい舌打ち
何か無性にムカつく。
睨み付けると奴の顔はみるみる変わっていく。
アイツの黒髪と姿は変わり美しい銀髪の男になったのだ。
私は固まる。
だってこんなに綺麗な人見たことないから。
吸い寄せられる青い瞳。
………人間とは思えない美しさ
体が小刻みに震える。
私は遥かにこの人の下に生きる者だと確信する。
怖い、すごく怖い。
この人…何者…?
『我は朱皇、神である』
「…神?」
『左様。お前が晶か』
「いきなり呼び捨て…」
『私の事も朱皇でよい。そなたはこの男を知っておるな』
神、朱皇が見せた写真には私の知っている顔があった。
確かに悪魔天使だ。
私は小さく頷いた。
『ならばこやつが何者か知っておるか?』
「悪魔天使…でしょ」
『違う』
「え?!だっ………」
一番始めに悪魔天使が言った言葉がフラッシュバックした。
『悪魔?天使?』
自分はもしかして…悪魔天使の事を全く知らなかったのかもしれない。
何でも知ってるつもりで…いた
私は悪魔天使の何を知っているのだろう?
分からない…………。
『この男は悪魔でも天使でもないのだ』
「?!」
『我々と同じだ』
「同じ…って神…なの?嘘でしょ?嘘!!」
『神は人間と恋に堕ちる事は禁じられている』
「嘘よ!!!!」
変な空間の中に、私は一人泣き叫んでいた。
ねえ悪魔天使?
どうしたらいいの?




