世界は君に優しくない
世界は君に優しくない。
世界は君を見てはいない。
世界は君を気にもしていない。
当然だ。
逆に考えても見てくれ。
君は世界に優しいか?
君は世界を見ているか?
君は世界を気にしているか?
当然していないだろう。
だが、行動を改善したところでそれは変わることはない。
世界は君のものじゃない。
世界は君だけでなく、すべてを取り巻くものだからだ。
世界は君に優しくない。
これは必然である、変えることはできない事実である。
だが、世界は君に優しくないけれど。
誰かは君に優しさを向けるだろう。
それは君は誰かに優しさを振り分けたからこそ向けるものだ。
世界は君に優しくない。
けれど世界を構成する人は君に優しくしてくれるかもしれない。
ならば君も世界に出歩こうじゃないか。
こんなところで腐ってないでさ。
世界は君に優しくない。
だけど理不尽に冷たいわけじゃないんだから。
僕は世界を構成する人間だけど君を救いたいと思ってる。
だからここから出てきなよ。
僕は君に冷たくない。