表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

12月30日

掲載日:2025/12/30


あの人の言葉が、

嘘だったと知った。


声のトーンも、

間も、

あのとき信じた理由まで、

全部ちゃんと覚えているのに、

裏切られた事実だけが、

妙に軽く扱われていた。


その瞬間、

悲しむより先に、

自分の中で何かが引いた。


音を立てないブレーキみたいに。


ああ、

もう無理なんだな、

と思った。


人を信じることが、

じゃなくて、

何もなかった顔で

信じ続けることが。


そのあとで気づいた。


私は人を疑うようになったんじゃない。


自分を守る速度を、

やっと覚えただけだ。


信じられなくなった自分は、

壊れたんじゃない。


一度、ちゃんと傷ついただけ。


だから今日はこれを記す。

次に同じような言葉を聞いたとき、

無理に笑わなくていいように。


───もう、賭けない。


それだけで、

今日は十分。


今日を無事に生きれた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ