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《第22話 影の核心と絆の試練》

 森の奥、黒い霧が再び揺らめき、赤い瞳が三人を鋭く見据える。

 その影は今までとは違い、意思と感情を帯びたように揺らぎ、語りかけてきた。


 「……私が、この森と二つの世界の均衡を司る存在。

  だが、三人の力が融合することで、均衡は揺らぎつつある」


 一真は拳を握り、桜紋を光らせながら影の一真に視線を向ける。


 「……やつは単なる敵じゃない。俺たちの試練だ」


 影の一真も赤い瞳を光らせ、静かに頷いた。


 「……俺たちが一つになれば、恐れるものはない」


 しおりは銀の鍵を握り直し、結界を強化する。


 「ええ、三人で力を合わせれば、どんな試練でも乗り越えられるわ」



---


◆ 試練の始まり


 黒い影は森全体に広がり、三人に襲いかかる。

 その体は揺らぎ、形は人型に似るが、時折消え入りそうな幻想のようでもある。


 一真と影の一真は桜紋を同時に光らせ、影の攻撃を跳ね返す。

 しおりは結界で二人の背後を守り、光の波動で影を押し返す。


 「……三人で一つの力を!」

 一真の叫びに応じ、影の一真も攻撃を重ね、しおりの結界が影を押し返す。



---


◆ 心の絆と恋心


 戦いの中、一真は影の一真に目を向ける。


 「……お前がいてくれるから、どんな試練も恐れない」


 影の一真は赤い瞳を揺らし、短く頷く。


 「……俺も、お前がいるから戦える」


 しおりは二人の間で手を握り、心の中で微笑む。


 「三人でなら、どんな影も怖くない……!」


 三人の心が光となり、黒い影に突き刺さる。



---


◆ 希望の光と決意


 衝撃で黒い影は崩れ、霧は少しずつ晴れていく。

 森には再び静けさが戻り、桜の花びらが舞う。


 一真は息を整え、しおりと影の一真を見つめた。


 「……今日の試練も乗り越えたな」


 影の一真は微笑む。


 「……これで少なくとも、二つの世界の均衡は保たれた」


 しおりも頷き、銀の鍵を胸に抱く。


 「ええ、三人で力を合わせれば、どんな試練も乗り越えられる」


 三人の手が重なり合い、森の光に包まれながら、絆と恋心を確かめた。


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