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紅花と葵衣が休日を家で寛いでいた日のこと

麻彦が突然訪れた

理由は案の定、過去の火事やらの恨み言だった

彼女たちに関わってからろくなことがなかった

家族を失った上に親しかった人たちが急に冷たくなった

施設に入ってからも周囲の目は冷たくて等々


紅花は正直、気の毒だとは思うけど自分にそんなことを言われても困る

確かにこいつらのことは大嫌いだしどこかいってくれないかなとは思ったが、

特に呪ったりさすがに死ねばいいとまでは思ったことはなかった

しかし、これを正直に言えばきっと相手は逆上するだろう

仕方ないので気が済むまで話を聞いてあげて丁重にお帰りいただこう

自分と妹のためにもこれが最善だと考えた・・・が


「私ら何も関係ないじゃん、逆恨みしないでよね。」


元々清村家に嫌悪感を抱いていた葵衣はそう言うと

まるでゴキブリでも見るような目をして『しっし』と

麻彦を追い出そうとした


(バカ!何してるの!)


紅花が葵衣を奥へと連れて行こうとした・・その時


「てめえ!」


案の定、逆上した麻彦が葵衣に襲い掛かってきた


「うわっ!」

《ドンッ》


葵衣に覆いかぶさった麻彦をひっぺがす


「まったく、大丈夫?葵衣。」


妹の言動に呆れつつ声を掛けるが、返事がない


「葵衣?・・・葵衣!」


体を揺すっても反応がない


「ぼ、僕は・・・僕は悪くない、だって、だって・・うわあああああ!」


麻彦はドアから飛び出していった

しかし、追っている暇などはない


「救急車!葵衣、しっかり!」


急いで救急車を呼び、二人は病院へ向かった

が、葵衣は病院に着いた頃にはもう・・・


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