メアside 「恋?」
玉座の間の後。自室にて
ベッドの上でうつ伏せになっていた
「あー、なんで指名しちゃったんだろう。でも、強くて優しかったなぁ」
私自身もよく分からない。さっきからずっとカイトさんのことばかり考えてしまう。
コンコン....「失礼します」
メイドが入ってきた
「今日の勉強の時間ですよ。お嬢様」
ぼーーーー
「お嬢様!!」
「はっ!ご、ごめんなさい」
〜4時間後〜
「やっと終わったぁ〜」
「お嬢様、今日はやけに上の空ですね。何かありました?」
「いえ、その、今日の報告と任命のあとから気づいたらカイトさんのことばっかり考えていて、頭から離れないの」
「お嬢様にもついに春が!?」
「も〜、レナったら何言ってるの?今は夏でしょ!」
「いえいえ。フフフッ」
「?」
レナったら急にニヤニヤし始めて、変なの。
いつから来るんだろう。
楽しみだなぁ、ずっと一緒がいいなぁ。
・・・・
ぽっ
「恥ずかしい、うう、レナ!」
「なんでしょうか」
「このことは絶対に、絶対にカイトさんに言わないで!!!」
「わかりました、ふふ」
実は馬車の扉についている窓は外からは扉にしか見えないけど実は中から見える(以下略)
「私ったらどうしちゃったの〜〜」
【恋と気づく気配はなかった…】