Number 4 「動き出す運命の歯車」
「申し遅れました。私の名はメリアーヌ、メリアーヌ・サグラニア。サグラニア王国の第2王女です」
「えっと不敬罪とかで捕まったりは」
「命の恩人にそんなことはしませんよ」と頬をプクーっと膨らませ言った。
「えっと俺の名前は海都と言います。」
「カイトさんですね。メアとお呼びください」
「いや、呼び捨てはさすがに」
「呼び捨てで構いません」
「いやでも王女に対して呼び捨てはちょっと」
「いいえ、よいのです」
てんやわんや
〜しばらくして〜
「さて、放置してたけど。こいつらから情報を聞かないと」
「お願い出来ますか?」
「もちろん、メア」←結局諦めた。
「おい」
「は、はいっ!なんでしょうかボス」
「俺はボスじゃないけど聞きたいことがある」
「我らは負けました。なのでボスがボスです。それと聞きたい事はなんでも聞いてください!」
「だから俺は、はぁ(諦め)。じゃあお前たちの依頼主は誰だ」
「執事が代理人として来たが俺たちが独自に調べたらサグラニア王国第1王女のダリュシアという奴が依頼主だと分かりやした!ボス」
「・・・・」
こりゃ参ったな。絶対に厄介事だぁ
だが助けたからには助けた責任がある。
助けた、はい、さようならで死なれても目覚めが悪いし、関わった以上.....
「カイトさん?」「ボス?」
「っと、すまん。少し考えごとをしてた」
「第1王女ダリュシア、まさか王族でしかも姉妹での王位争いか?」
「まさかシア姉様が.....」
「まっ、これでもまだ情報が少ないから、まずは情報収集から始めないとな!」
それに、気のせいかもしれないけど視線を感じる。
「お嬢様から離れろ!!」
!?
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《???》
??「くくく、こいつは面白い。××の力を使っているのに、こやつ気づきやがった。あの忌々しい魔女の封印についての計画も早めてみよう。実に興味深い」