Number 3 「カマエル流の本質」
ちょい長め
「カマエル流、“1天 音速の一閃”!!」
【カマエル流の型は主に3つ、1天 音速の一閃、2天 反攻の水玉、3天 月光の突きが存在するが、《現代》では魔力が存在しないためただの型と化していたがここは《異世界》、魔力が存在する。そのため、カマエル流は本来の力を発揮した】
ーーーーーーーーーーーーーーーー
カマエル:門番として戦う天界を守る天使であり、平和のシンボルと呼ばれるカマエル。神の正義を掲げており、その役割から敵対する者には攻撃的である。階級は熾天使・能天使・大天使とされている。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
放った技は大剣持ちを大剣ごと、更にはその先にいた魔法使い(仮)をも切り裂いた。
「あれ?威力がおかしい」
「なんなんだおまえはぁぁぁぁぁっっっっっぁ」
「い、嫌だ。殺さないでくれぇ」
「・・・・・」
反応はそれぞれだが、生き残った賊は全員降参した
長剣持ち4人、弓持ち2人、短剣持ち2人を武器を全て取り上げてから縄で結んだ。因みに女騎士1人以外は間に合わなかった。馬車の中にいる人も平気だろう。
「さて、道なりn」
ガチャ
「あっ」
馬車の扉が開けたれた。中にはかわいいよりの少女がいた。歳は同じくらいか?
「・・・・」
「・・・・」
なんか気まずい
「助けて下さりありがとうございます。」
そう言って頭を下げてきた
「いえ、俺はたまたま通り掛かっただけですから。お気になさらず」
「いえ!助けて貰ったお礼として招待したいのですが」
「いえいえ。お気になさらず。それでも何かお礼をしたいのであれば近くの街とここらの地域の情報を教えてくださればそれでいいです」
「わかりました、それとラディは大丈夫なんですか?」
「ラディ?」
「ええ、そこに横になっている赤目赤髪の女騎士。私の護衛騎士です」
「あぁ、彼女ならもう平気ですよ。回復魔法で治しましたから」
すると少女は驚いた表情で聞いてきた
「貴方は回復魔法を使うことができるのですか?回復魔法は女性にしか扱えない魔法なのですよ?」
「え?そうなの?」
普通に使えるけどどういうことだ?
「え?常識ですよ!不思議な御方ですね。あっ!!申し遅れました。私の名はメリアーヌ、メリアーヌ・サグラニア。サグラニア王国の第2王女です。」