Number 31 「魔女の素顔」
「やらせねぇよ!《深無の永久》」
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深淵と虚無の融合魔法『深無』
深淵:全てを飲み込む魔の力
虚無:全てを無に還す力。使う度に侵食する
深無:深淵と虚無の2つの力が融合した力。全てを喰らい尽くし無に還す力へと変貌した
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そのため本人が思っている以上の効果を発揮した。
いや、発揮してしまったといった方が良かった。
一撃で魔女ごと消し去ってれば、、、、
魔女を取り巻いていた禍々しい魔力を全て喰らった。そして隠されていた素顔を見てしまった。
「え、、、、そんな、、、、どうして」
魔女の素顔。それはかつて幼き少年を助け、同じ力を持つ存在。〔古の魔女 クレス・ヴィクトリア〕
「なんで、だよ。なんで貴方なんだ。この仮説は絶対に成り立って欲しくなかった仮説。最悪だ。」
魔女、いやクレスは何も言わない。
俺が立てた仮説を元に対策を練った。
そう、俺は禁忌の魔女=クレスと仮説を立てて対策をした。深淵と虚無の力を持っているのは少ない
深淵の保持者は〔深淵の監視者〕〔ラース・ヴィクトリア〕〔クレス・ヴィクトリア〕〔エダル・ウィルソン〕そして俺
虚無の保持者は〔クレス・ヴィクトリア〕そして俺だけ。つまり禁忌の魔女の正体は俺を除くとただ1人。師匠だけが当てはまる。
つまりどう足掻いてもクレスしかいない
「どうして。俺は、俺は、、、、、、」