Number 18 「大魔導師の秘策」
「大魔導師様が化け物を屠ったぞぉぉぉぉ!!」
まじか、今着てる服が魔法団の特別製ローブなんだがこれって魔導師のローブかよ
「兵士たちを城壁よりこっちに引かせろ」
「ですが」
「巻き込まれたくなきゃ下がれ!!」
「わかりました!」
「全員てったぁぁぁぁぁい!」
兵士たちは城壁よりこっちに引いた
「これで遠慮なく行けるね」
本当は使いたくなかったが魔物の中に犯人も紛れてる。障壁がおかしいくらい硬い感じのやつが中央にいる
「魔陣展開 威力上昇、魔法術式構築 魔力圧縮 魔法強化 威力上昇 炎 雷 風 水氷 血界 構築完了。
魔極混合魔法 《全破壊光線》!!」
《全破壊光線》、全てを無に返す究極の魔法であり全てを滅する力。
強すぎるが故に、封印していた魔法の1つ
使用の代償は虚無と深淵の侵食。
今はまだ浸食度は27%だが、いずれ来たる禁忌の魔女復活の前に浸食100%にならなければいいんだがな。
秘策の1つを使っても犯人はまだ生きてるのかよ
お互い近距離の間合い近くまで来た。
「お前が犯人だな」
「すごいね君。僕はラスキラス、魔人さ」
「俺はカイトだ、大魔導師って呼ばれるようになった」
「そうか、君があの*****の、なるほどね」
「おい、なん言った?」
「そうか君には聞こえないんだね。僕はもう帰るよ。そんじゃ、さいなら〜『いついかなる時も絶望は必ずそなたに舞い降りるだろう』」
そう言って体が霧になって消えた
「『いついかなる時も絶望は必ずそなたに舞い降りるだろう』、か。嫌な予感がするな」