公園の破壊者
掲載日:2024/09/15
親友のションベール伯爵が幼馴染みのシーコ姫に殺害されたというニュースを聞いてから、チンチーヌ伯爵は狂ったように公園を破壊して回っていた。
白昼堂々全裸で侵入し、ブランコの前に立つ。
しっこをかける。
滑り台。
しっこをかける。
砂場。
うんことしっこをして、手でシャッシャッと砂を被せる。
トイレ。しっこをしない。
これが彼の破壊行為である。
彼にとって、ションベール伯爵は親友であり、しっこにおける唯一のライバルであった。
彼らは互いにしっこの腕を認め合っており、2人だけが対等に渡り合えた。
そんなライバルを失ったチンチーヌ伯爵。彼のしっこが暴走するのは自明の理である。
錆びたブランコ。
錆びた滑り台。
猫のトイレと化した砂場。
使用禁止のテープが張られ、砂場も封鎖された。この公園は終わってしまったのだ。
彼は今日も、どこかでしっこを撒いている。




