表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ユリウス・カエサル ~ローマの頂点にワイは立つ~  作者: 名無ナナシ
一年目 ヘルティー族との戦い
4/40

4 時間稼ぎ

密偵「カエサル、敵からの文です」

カエ「ありがとやで」


なになに、ふむふむ

まあ要約するとこんな感じやな

『ローマに迷惑は決してかけないので、我々の移動を認めて欲しい』とのことや


答えはNoや。理由は三つ

一つは、規律の保たれていない集団なんて問題を起こすに決まっとる

二つは、仮にローマで問題を起こさなくとも他で問題を起こすのはあきらかや

    そうなってみい、難民やらなんやらが出てきてローマに押し寄せるに決まっとる

そんな面倒くさいことゴメンや!

三つは、「密偵、お前の出番やで」


密偵「はい、説明します」

密偵「私たちの父親の代にローマは今回の敵ヘルティー族と戦っています」

密偵「ですが、父たちは負けました」

密偵「でも、それには理由があります」


カエ「全部まで言わんくてええ」

カエ「要はワイらローマ人と敵には因縁があるっちゅうことや」

密偵「えぇ…ちゃんと調べたのに……」

カエ「落ち込むなや、お前にはもっと大事な仕事がある」


カキカキカキ


カエ「ほれ、これを相手に持っていってくれや」

密偵「えっとなになに」


『お前たちの言い分は分かったで

 でも、そんなすぐには答えれんわ

 だから、半月後にまた返事する 堪忍してや』


密偵「カエサルこれって……」

カエ「もちろん時間稼ぎの常套句やで」

密偵「そんなの分かってます!」

密偵「もっとぼやかしてちゃんと書いて下さいよ」

密偵「こんなの持っていったらその場で殺されますよ!」

カエ「こんなのってお前……!」

カエ「いや、確かにお前の言うとおりや」

カエ「ちゃんと書くわ」

密偵「お願いしますよホントに…」


参考、引用文献


ローマ人の物語 塩野七海


ガリア戦記 著ユリウス・カエサル 訳國原吉之助

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ