日記と世界の秘密と転校生
私は今、XY0002に腕を強く引っ張られ『調整室』に連れていかれようとしている。
私と彼の全てを記述した日記を託す。
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50000年7月20日。
私の識別子は、JPAB+XX0017JP4984N031900(R.137.1)である。私は名前からも分かる通り、日本の0017病院で日本時間4984年11月03日19時00分に生まれた、血液型がAB型Ph+の女性であり現在右利きで人間指数が137.1の少し人間指数が高いだけの一般人である。
今日は平日で、現在時刻はJP090304。そう私は、学校と呼称される集団教育施設にて、人類が築いていった知識の一部と基礎集団行動アルゴリズムを自身の脳にインストールしている。私にとってこの時間は、ただひたすらに退屈であった。いや、現時刻での私は『心』が退屈と判定するであろう状況にあった。ともあれ、私は今の状況に満足しているのだった。
50000年7月21日。
今日は私が認識している内で初めての出来事が起きた。学校に転校生がやって来たのだ。それはJP082048の事。JP082000を迎えると共に毎日鳴る本鈴が鳴ったと同時に伝統である礼をした直後、指導官XY0012が「皆に知らせるべき事がある。入れ」といった時の事である。彼が『笑顔』と分類されるものを表情筋を用いて表現しながら、私の居る教室に入った来たのだ。
彼が席に着くまでの間、彼のまるで『心』がある人間の様な笑みに、私の意識は囚われていた。きっとこれは、『心』が嫌悪と判定する様な状況なのであろう。だから私の意識は彼に囚われていたのだ。
50000年7月22日。
あの笑みを形作りながら例の彼がしきりに会話を求めてきた。
「今日は天気がいいね」だとか、「次の授業隣の席に座ってもいい?」だとか、良く分からない事を言って私を混乱させようとしてくるのだ。
これは恐らく彼の『心』が私を邪魔したいと判定しているからなのだろう。そう判定した私は、彼の行動の一切を無視した。
50000年7月27日。
今日も彼が会話を求めてきた。あの表情で。
どうにも彼は、自身の識別子が好きではないらしく、識別子を教えてくれない。これでは会話するときに困るだろうと判断して、私は彼を『ココロ』と呼称することに決めた。きっと私の『心』は、彼の『心』がある様な笑みを好きと判定しているのだ。
好き、好きではないって何だろう?
50000年8月21日。
私が『ココロ』と出会ってから一月が経った。
いつの間にかあの笑みがうつっていたらしく、『ココロ』と話している間にふと自身の帆を触れると、口角が若干上がっているという事に気が付いた。
話すことはいつもインストールした知識について『ココロ』が何かを言って、それに私が頷いたりするだけである。
相変わらず『ココロ』は私に本名を教えてはくれない。
50000年8月22日。
今日のJP154358に、偶然『ココロ』が指導官XY0002に連れていかれているところを発見した。
彼が連れていかれたのは『調整室』と呼称される部屋だった。そこがどんな部屋なのかを知る権限は与えられていない。
50000年8月23日。
転校してから初めて『ココロ』は姿を見せなかった。
つまり私の『心』が退屈と判定するであろう日常が戻ってきたのである。
けれども私は、その状況がとても不満足であった。
50000年8月30日。
『ココロ』はまだ姿を見せない。
知識にある病気という状態にあるのだろうか。
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私は『ココロ』の事とそのことが気になって、初めて徹夜と呼ばれる違法行為をした。
50000年9月2日。
『ココロ』と久しぶりに会えた。
彼は何時ものように表情筋で笑みと呼ばれる表情を形作って、私に話しかけてきた。
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50000年9月3日。
そう言えばここ最近、インストール中に未知のエラーを検出するようになってきていた。
このエラーコードは何なのだろう……
6.51.12$.%40.3.50.9.51.17.12.31.12.16.
殆どネタで書きました。
その為、すぐに削除するかもしれません。m(__)m




