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テーマ詩集:どこか

境界線のむこう

作者: 歌川 詩季

 なかなか踏み出せないもんです。

 挫折を知らない老人が言ってた

「あと一歩 踏み込んでたら危なかったね

 まっさかさまだったね」


 痛みを知らない子供が言ってた

「もう一歩 退(しりぞ)いてなきゃ危なかったね

 血まみれだったね」


 僕らの前には明確な線が引かれてて

 むこう側に行きたくても区切られてる

 BORDER LINE


 傍観者の視線 冷たく 妙に冷めた台詞(せりふ)吐く

 自分さえ他人事(ひとごと)の延長線

 憧れだけじゃ足りなく 僕だっていつか夢(いだ)

 壊せよ理想論との境界線



 恐れを知らない若者が言ってた

「もう一歩 踏み込んでみるよ危なくたって

 傷さえ怖くない」


 僕らの前には曖昧な線が引かれてて

 むこう側に行きたいなら乗り越えてけ

 BORDER LINE


 失望はこの口に苦く 絶望はこの胸に痛く

 生き残れ そこはもう最前線

 欲望の香り いつも甘く 渇望の喉に水は美味(うま)

 破れよ限界値との境界線

 なんか、こうありたいのに。って願望(反実仮想)めいてますかね(苦笑)

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― 新着の感想 ―
 リスクを避けることは決して悪いことではないですが。  それでは手に入らないものもありますよね。  臆病でもなく。無鉄砲でもなく。  それでいて恐れずに。  そう在れたなら、と。  思いはするので…
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