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雑種の冒犬者  作者: カルキ
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犬の知能は人間の2から3歳程度

おっさんは僕の指摘に対してこう答えた


「それは、ほら、わし体大きいし、野菜いっぱい

 食って水飲んでるから」


「なにが関係あるんだ!」


「関係あるわい。水飲めば血液がサラサラになり

 野菜食えば血糖値はさがる」


「いいわけするな!」


「な、なんじゃお前?理不尽だのう」


「わかるように言え!」


「水いっぱいのむ。塩分薄くなる

 野菜くう。濃いの薄くなる効果ある」


「そうなのか!?」


「そうじゃ。お前らは体が小さいから

 こんなしょっぱいの1瓶食ったらいかん」


「ま、まじか。」


「まじじゃ」


熊おじは心の中で思った


(狙いどおり!!!)


熊おじはこう考えた


コロマルは強い。間違いなくタロと戦えば

コロマルが上がってくる。

コロマルと戦えば、おそらく今のコロマルならば

勝てるかもしれないが、

確実ではない

下手をしたらあの得体の知れないスキル

―――犬現、餌とか言ったか、

能力をとられる可能性がある


そうなれば勝負はわからない

切り札をまだ持ち、

階級は自分の方が上だとしても―


油断はしない


熊おじは自分が最強だと理解している

だが、油断はしない

その狡猾さが、―――彼の武器


熊は頭がいい

漁師に追われたとき

自分の足跡をごまかすため

止め足という技を使う


逆にもどって

足跡を誤魔化すのだ


犬が2、3歳の人間の知能があるかも

しれないが


熊の漁師とわたり合う知能に比べれば


正に子供!


文字通り赤子の手を捻るより容易い!!!


熊おじは確信していた


―――コロマルは勝負をやめると





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