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雑種の冒犬者  作者: カルキ
36/43

ぬいぐるみを与えるとぶんぶんふりまわしてマウンティングするときがある

『この度、

 犬界イクラトーナメントの司会を務める

 実況の小、、、羽衣の柴の姫です。

 まったく、なんでわらわが

 あな、くちおしや』


柴犬の姫はイクラを渡す相手を決めるため

争奪戦を仕切ることになった。


なぜか熊のおっちゃんに司会をさせられた。





くんくんくん


い、いぐらぁぁぁー!!!



シャケとは比べ物にならない

芳醇な香り



ベリーイクラ!!!



などと皆叫び

4匹はだれが食べるか話し合おうと

したが、


柴の姫から出てきたイクラは1瓶のみ

4人で分けるには少量!!

満足感は

得られない!!

分けることは愚行!!

圧倒的愚行!!

芳醇ないくらの味を堪能することを

少量ないくらを分けることにより、

口に広がる時間を4分の1にし

放棄することと同義!


と判断した


くまのおっちゃんも

『仲間にはなったが

 いくらは別じゃぁ!

 もめたらコイン、、じゃなくて

 決闘じゃあ!!』

とわけのわからない状態になった


まさにベリーイクラ!


『では、第一試合は

 森のクマさん!バーサス、ジロ!』


くまが怒る

『だれが森のクマさんじゃあ!』



『いいぞーやれやれー!』

ナイヌや冒犬者もすっかり

観戦モードだ



『おっさん。よそみしてていいのかい?

 狛犬化!』



ジロはさっそく狛犬化した


熊は狛犬化した隙を逃さない

『ベア!くらえ!むなむなむなむだいじ!

 熊の手!』

意味がわからないが除霊されそうだ


『う、うわー!』


ジロは熊の手、というかおっさんの手に

つかまれてブンブンふりまわされる


それは犬が初めてぬいぐるみを

与えられ

ブンブン振り回しているような光景だった

 


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