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雑種の冒犬者  作者: カルキ
31/43

おじいさんに犬を預けたらめっちゃ汚れて帰ってきた

『イヌンダルクメシアン隊長が負けただと!?』


隊員達がワンワン吠えている



さて、恒例の餌たいむ

イヌンダルクメシアンの

毛を貰おうかな


あ、ぱくーっ


むむむ!?


この能力は!

頭に声が響く


『コロマルは他の犬を率いるの

 が上手だねぇ』








ん!?



『ダルさん。あんたの能力は結局なんだったんだい?』



ダルはまだ泣いている。


『うう、リベリオンという犬現で

 自分の基礎能力が大きくアップする

 ことと、仲間も能力がアップするものだ』



つえーじゃねぇか。



『なるほど』


どうやら頭の声は餌で習得した

能力とリンクしているようだ


ふむふむ


ここにいるやつら、みんな餌にしたら

どんぐらい強くなるだろうか?


ニターっとコロマルは笑った

凶悪な、犬歯をむきだしにした

笑顔だ



『ひ!?』


イヌンダルクメシアンは声を上げた



『ひ、姫様には手はださせん!!

 お、お逃げください』



豪華な屋根付き犬ゾリで引かれていた

羽衣の姫様がでてきた



『む、イヌンダルクメシアンよ

 熊ならいざ知らず、雑種如きに

 やらるよって!よいわ!

 ナイヌども、わらわが逃げる

 援護をせい!』



ナイヌ達が姫の前に、

わらわらと集まり僕や熊との

間に立つ



僕は瞬間散歩を発動させた

『いかせねーよ』




ずりずりずり




瞬間散歩で姫との距離を

つめ、ひっさつ奥歯で姫の

毛をつかみひきずり倒した



『なっ!!!ぶ、無礼者が!』



自慢の白い毛がおじいさんの

家に預けた後のように土で

汚くなっていた

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