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雑種の冒犬者  作者: カルキ
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ベア

僕は自分に起こったことがわからなかった


熊のおっちゃんがいう




『刺身を食って身体能力が上がった

 ばかりではなく熊の奥義

 ベア(ベースアップ)を身につけた

 かのような動きではないか!

 その動きは我がベアの一つ。

 縮地そのものではないか!』



どうやら僕は熊のおっちゃんのベア

僕らの犬現みたいなものを

習得できたらしい

もしかして

さっきの毛のせい?



タロ、ジロも刺身を食べている


『うんまー!力がわくぜー』


どうやらタロジロも強くなったようだ。


でも、熊オジの能力は僕だけが

得られたみたいだ。



『きさま!雑種!いまなにをしたー!』


ゴン太が吠えている



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